インストラクター更新研修会・獅子吼 4/12(火)

レポート:小林 豊治(JPA理事)

 前日の朝から獅子吼入りし岡田教育事業部長と打ち合わせ。

 当日は中部・北陸のスクールはもちろん、東北からの参加者もみえたので自己紹介と共に東日本大震災の現状報告、今後の取り組み、活動について発表、そして話し合いを行いました。地域による温度差、各地の現状、そして今後どのような取り組みをし、我々はパラグライダースクールを行っていくのか時間をかけた話し合いは大変有意義なものとなりました。ちなみに被災地でもある岩手県からお越しいただいた立花校長は昨日夕方あった余震の影響で岩手県から12時間かけてお越しいただきました。

 日本全国にいるJPAというチームで何が出来るのか・・・今回の話は早急にまとめ、全国へお知らせ出来るようにしたいと思います。

 また、西日本のスクールはより積極的に活動して頂き、多くのお客様に喜んで頂きたい。そして、日本のレジャー産業を牽引し元気なパラグライダーの世界を維持し、社会貢献としていく義務があると感じました。

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 続いて事故が減ってきている事への御礼。

 全国スクールの努力により事故は減少しています。しかし、痛い思いをしている方がいるのも現実。この状況を「維持」ではなく「さらなる減少」に繋げる為、全員でひやっとノートを記入し、要因の分析・解決策を発表。事故発生後のデータはもちろん、各スクールではインシデントについての日常のミーティングをより多く行って頂く事を確認。

 また、その内容を積極的にJPAに提出して頂く事で全国のインストラクターでヒヤリハット、エラーの「芽」を知っておく事で共有の財産としていきましょう。

 JPAホームページ上のひやっとノート報告には、氏名・地域・エリア名は書いて頂かなくて結構です。それよりも多くの実例が大切です。皆様ご協力の程よろしくお願いいたします。

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 そして次のテーマ。パイロットは基本通りの技術と判断力をもってフライトが出来ているか?パイロットの事故はそのパイロットを育てたインストラクターの責任でもあります。私たちはより強いプロ意識を持つことでより一層のインストラクションの向上を図ります。
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 最後にスクールでのブリーフィングについて。気象条件の変化をより多くの方で予想しご自分の技術とセーフティーフライトが出来る時間帯や気象条件を選択。事前に知る事によってインシデントを未然に防ぐ事が出来れば…。それらを常に考えられる、予見できるパイロットであればパラグライダーはもっと素晴らしいスポーツになると考えます。

 機材・環境・スクーリングと様々な変化をしているこのスポーツ。私は今回のような取り組みの先には数年で次の時代がやってくるのではないかと感じでいます。全国のインストラクター、フライヤーの皆様、セーフティーフライトをしながら日本の明るい未来に期待をしましょう。JPAではできる、今日改めて確信をしました。
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講師:小林 豊治(JPA理事)

会場:石川県白山市青年の家

協力:スカイ獅子吼パラグライダースクール

更新:関沢 孝之(JMB立山)
   若林 恵子(JMB立山)
   堀 幸雄(ジャムスポーツ)
   立花 圭介(七時雨)
   井合 澄(埼玉こまち)
   小林 晋(グランボレ)
   岩村 誠(グランボレ)