| レポート
2011アシスタントインストラクター、インストラクター検定会・富山県立山 9/7(水曜日)
レポート:前堀 善斗
初日にフライト実技検定は終了したので2日目の今日はパラグライダーレスキュー(自己脱出)から始まり2次学科試験そして講習実技2科目です。
立山は朝から南風のためすぐにはフライトできないコンディション。初日にフライト実技を行っておいて正解でした。
初日同様8時には集合し、まずは関沢氏よりパラグライダーレスキューを行うにあたっての道具の安全な使い方や注意点などに関してお話をいただき気持ちを引き締めます。
その後早速ランディング横の林に前日のうちにセットしておいた検定会場に移動し検定開始です。
基本的な宙吊りからの自己脱出を行った後は応用編です。使用できる道具を制限し、限られたものでの脱出方法に頭をフル回転です。その場で自分の知識と経験を応用し対応しなければなりません。ただ単に教本の型どおりに脱出ができる、というだけではこういった状況には対応できないでしょう。このような応用力はインストラクターとして様々なシチュエーションに正しく安全に対応するためにとても重要なことです。午前中いっぱい利用しての検定となりました。
午後は山野研修室に移動し残りの科目をすべて行います。
まずは2次学科試験からです。教育学・ヒューマンエラー・救急法に関する試験が行われます。その後は講習実技が2科目です。
1次講習実技はワークブック・サーマルソアリングからテーマを1つ指定し、2次講習実技はフライト実技の科目を指定されたパイロットレベルに合わせて実技レクチャーを行います。いずれも相手は講習生です。講習生に正しく理解してもらうことができる講習(レクチャー)の内容であるということが重要なポイントです。知識があるだけでなく、それをどのように伝えるかが求められる科目です。
実技レクチャーは実際に実技を行う前のレクチャーという設定なので、レクチャーを受けた講習生がその後すぐに安全に確実に実技を行うことができるように目的や方法・注意点など理解・イメージさせることが必要な科目です。
これで全ての検定科目が終了しました。みなさんがこの検定会で得たものを今後のスクーリングに生かせるように、自分のものにできるように活動していっていただきたいと思います。
合否発表は後日各スクール校長宛に行われます。
受験者のみなさんお疲れ様でした。
*写真は後日掲載