| レポート
JPAパラグライダーレスキューレベル3認定検定会 1/24(火)・初日
いよいよ本格的なレスキュートレーニングが開始。昨夜、関東地方では雪が降りましたが、宇都宮は積雪はなく朝から良い天気となりました。ただ、集合のころは氷点下。予定通り9時開始となりました。
まずは今回の趣旨説明。レベル2ではなぜ不十分か、レベル3の必要性とは。スクール管理をする以上、必要なことは言うまでもありません。JPAでこの分野をスタートさせた以上、レスキューレベル3所持者が各スクールにいることは今後必要不可欠です。
机上講習を終え、チーム分け。そしてさっそくフィールドへと向かいました。各チームの道具の確認、そしてSKEDストレッチャーの使用方法から確認。事前にスカイパーク宇都宮で作成していただいたダミー丸太約60kgをストレッチャーに乗せて搬送です。はじめにクラブハウス前からモノラック乗り場まで各チーム搬送。
そしていよいよここから山の中を引き上げ搬送となります。カウンターウエイト、1/2、1/3と様々なシステムを試しながら山頂を目指します。システムを覚えると同時にみなさん体力が必要なことを痛感されたのではないでしょうか。チームワーク、リーダーシップと技術以外に重要なことも様々あります。
あれだけ寒かったことが嘘のように、みなさん大汗をかきながらなんとか6合目付近に到着。日暮まであと1時間。目的地にたどり着くには最後の難関、垂直の岩場が行く手を阻みます。まずは、ここをどう引き上げるか半谷顧問からシステムの説明。体力はすでに限界ぎりぎり。ただし、救助を「あきらめる」訳にはいきません。最後の力をふりしぼって、そして安全を期して要救助者を引き上げ搬送。日暮間近、体力の限界、最困難・・・ヒューマンエラーが起きる環境は十分そろっているだけに各チーム集中力を切らず目的地まで引き上げ。そして、なんとか日暮前に任務完了。真っ暗な中、下山をし今日のトレーニングは終了となりました。
夜はクラブハウスの2階をお借りしてみんなで反省会。明日はさらに難易度が上がります。とともに体力は今日以上に落ちているはずです。程よい緊張感を切らさずまずは山頂を目指します。
協力:スカイパーク宇都宮
講師:半谷 貞夫(JPA顧問)
サポート:関沢 孝之(JMB立山パラグライダースクール)
只野『正一郎(TAKパラグライダースクール)