アシスタントインストラクター、インストラクター養成研修会 6/15(最終日)

 天気予報を見て今日は朝早く立山エリアに移動。さっそくエリアルールを確認し、静穏のうちにテイクオフへ。実際の検定会の模擬を行いました。2本目はやや対流が起きつつありましたがランディングを極楽坂に変え、無事フライト。

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 課題が見えたところで、次は山野に移動しグランドスラローム。みなさん、実技の意義は理解されていましたのであとはそれを表現できるかどうかです。こちらも昼過ぎまでたっぷり練習。

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 昼食を軽くはさみ、すぐにランディング横の林の中でパラグライダーレスキュー。立山のパイロット(リーダー)にもお手伝いいただき、時間短縮。リードでの木登りを実践。その後、自己脱出のトレーニングを行う予定でしたがタイムアップ。トレーニング中にはX-Alpsに出場される扇澤さん(JPAスーパーバイザー)も撮影隊とともにお見えになりました。


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 3日間かけ、保険の話から始まり教育学、ヒューマンエラー、気象学、法規、航空力学、マテリアル、フライトテクニック、レスキューとすべてとはいかなかったまでもほとんどを網羅することができました。最後に受講された方に感想をうかがいながら総括。大切なのは姿勢、意識をこれからどうするかです。この30時間以上におよぶ講習をお役立てください。検定会に向け、各スクールに戻り練習、勉強されると思います。是非、ご協力をお願いします。


 今回の研修会ではスカイ獅子吼パラグライダースクール、JMB立山パラグライダースクールのみなさまに大変お世話になりました。ありがとうございました。


アシスタントインストラクター、インストラクター養成研修会 6/14(2日目)

朝8時の開始のころには雨も上がり爽やかな風につつまれました。今日はワークブックからスタート。指導者であれば内容を熟知していることはもちろん、それぞれの科目をどのように講習できるかが重要です。午前中いっぱいで終えるつもりでしたが、思いのほか時間がかかりワークブックが終了したのはお昼を挟んで15時すぎ。どれほどのことを語れるか、どれほどの伝える手段を持っているか、これはどれほど勉強したかに他なりません。最近では様々な情報をインターネットから簡単に引き出すことができます。ワークブックの一言一句を「なぜ?」という気持ちをもって読み書きする必要があります。

模擬試験を行い、夕方からようやくフライトテクニック。これも同様、教本に書かれていることをどのように効果的に指導できるかがポイントです。講習生に最短時間でステップアップしてもらい、また楽しく、確実な技術を身につけてもらうことがインストラクターの使命でもあります。

今日もすべての講習を終えたのは20時。明日最終日は会場を立山に移し研修を行います。朝一のゴンドラに乗る予定です。
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アシスタントインストラクター、インストラクター養成研修会 6/13(初日)

 今日から3日間、北陸でアシスタントインストラクター、インストラクター養成研修会が開催されます。今回の受講者は少ないものの、少しでも意志のあるパイロットを今後のパラグライダー業界のために育てることも、JPAとしての使命です。ただし、安易に技能証を出すことはありません。JPAの求める理想を崩すことなく妥協せず今回も開催です。

 はじめに今回の趣旨説明。そして「インストラクターとは」。どうあるべきか、求められる資質とはもっとも大切な部分の講義からスタートです。技術があることはもちろん、それを伝える能力があるか・・・また危険管理能力、事故対応能力と求められる資質は数多くあります。

 そして「保険」。JPAにはスクール、インストラクター、パイロットのために数多くの保険を用意しています。もちろん、保険のお世話にはなりたくないものですが、避けて通りないものでもあります。その際にみなさんを最大限バックアップできる保険を用意しています。説明しながらもこれだけの保険に私たちは守られているということを改めて実感しました。またこれだけの保険を数多く持っているのは、インストラクターの質の向上という当初の保険会社と約束を果たし、なおかつ事故の減少を達成しているにほかなりません。

 実際の事故ケースを交えながら保険に対する理解を深めました。ここですでに時計は13時半。時間は大幅にオーバーしましたが、指導者として必ず正しく理解しておくべきことです。

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 昼食をはさみ、「パラグライダー教育学」。JPA発足しいち早く製作した本がこれです。非常に概念的とも思えるこの分野をクラウス氏がわかりやすく解説し、執行部員がその思いをしっかりと理解し、翻訳をしました。無線で話すぎない、素早いフィードバック、飛行計画の作成、効果的な指導とはどのようなものか十分に時間をかけ講習を行いました。

 続けて事故解析とヒューマンエラーについて。これも教育学同様に概念的なものとなりますが、ヒューマンエラーブックを完成させることで、事故要因をはっきりと区分けしわかりやすく事故を解析できるようになりました。環境要因とはなにか、影響要因とはなにか、ヒューマンファクターズとは。パラグライダーの事故に置き換えながら理解を深めていきました。
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 初日の今日の内容がインストラクターとして知っておくべき、マスターすべきもっとも重要な事柄です。これさえ正しく理解して、この考え方に基づき指導を行っていただければ、おのずと技術指導、学科講習はうまくいくはずです。日は長くなったものの、終るころには日も暮れました。明日は8時開始です。


VANスカイスポーツ・森校長から巡回コーチングの感想をいただきました。

今回、いつものスクール内の講習と違った環境(施設を借りて)と講師が変わることで参加者には新鮮味が有ったようです。
また、今回の巡回コーチングを行うことで、スクール内の活性化と一つのテーマーに全員が向き合い行ったこと、今後の練習課題が見えてきたことなどスクールにとって得るものが沢山ありました。
スクールは与えられた練習課題をスムーズに行えるようサポートし次回につなげて行きたいと思っています。

VANスカイスポーツ
森 永年
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巡回コーチング・VANスカイスポーツ 6/5(2日目)

 7時前にはみなさん集合。天候も絶好の基礎練習日和となりました。簡単なブリーフィングをし、テイクオフへ。次から次へとフライトし、まずは最初のテーマであるスロープ8。昨日のコンディションではわかりづらかった種目でしたが、今日の絶好のコンディションのもと次から次へと演技を開始。みなさんもイメージが徐々に鮮明になってきたようです。南四国ではすでに雨が降り出しており、雨雲の接近が心配されたので、フィードバック後はすぐにまたテイクオフへ。2本のフライトでスロープ8への理解は深まりました。雨はまだ大丈夫、すぐ3本目。次は360度旋回。テーマは素早いロールイン、バンク維持、揺らさずにロールアウトです。高山のエリアポテンシャルを活かして何回も練習できます。パイロットの森下さんがすべてをビデオにフィルミングしてくださいました。天気はまだ大丈夫!すぐさま、パッキングをし4本目へ。みなさんのモチベーションは非常に高いです。こちらの種目も2本のフライトでおおむね完成。最高のトレーニングとなりました。

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 その後、やや雨がぱらついたので無理をせずセミナールームへ移動。撮っていただいたビデオを見ながらご自分のフライトを解析。理解をさらに深めたところですべての講習を終えました。

 この巡回コーチング開催にあたっては主催スクールのVANスカイスポーツの森校長はじめパイロットのみなさんの協力のおかげで準備はじめ、当日の進行も申し分ないほどうまくいったように思えます。セミナー終了後も、フライト談義でクラブハウスは盛り上がっていました。次は秋?次は春?すでにそんな話も飛び出し、うれしい限りです。JPAのこのような活動が今後のみなさんのフライトに少しでもお役立ていただければ幸いです。本当にありがとうございました。

 昨夜、森校長と散歩をしながら、JPA発足以来、すでにいろいろなことをしてきましたねといった話になりました。振り返れば確かに、JPAは様々な方のご協力を得ながらたくさんのことを信念をもってやってきました。このようなセミナーが開催できるのも同じ教本、同じ理解のもとに全国統一された指導カリキュラムがあるからにほかなりません。うれしいのはそれらのことがセミナー主催のスクールで実感できることです。特に今回も森校長はJPAの事業を積極的に受け入れ、スクールの活性化につなげていらっしゃいます。その成果はクラブハウスの雰囲気で感じ取ることができました。


会場:三好市三好体育館、高山エリア、水の丸エリア
主催:VANスカイスポーツ

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