テイクオフ中止時の処置不良による谷への落下
【発生時間】 10:00~
【年齢】 64才
【性別】 男
【経験年数】 4年
【パイロットレベル】 ベーシック
【年間フライト日数】~50日
【天候状況】 晴れ
【風速】 1m/s
【状況】 サーマル発生
【内容】
テイクオフでの頭上安定直後、離陸決断へ移行の際に荷重が掛らず揚力も感じられなかった為中止ししようとフルブレーキングしたがグライダーに追い越され引っ張られる形で谷に引きずり落とされた。
幸いテイクオフの走路が長かったことでグライダーの余力が消滅し谷の入り口部分に落下しただけで大事には至らなかった。
ただ走路の短いテイクオフだったらと思うと身の毛がよだつ思いがします。
【考えられる要因】
ヒューマンファクターとしては今迄にテイクオフ中止は殆ど無くマンネリズム及び自信過剰が考えられる。
影響要因としてはアクセルシステムの接続部外れ対策をテイクオフ直前に全否定され取り外されてしまったことが少なからず影響していると思う、自身は冷静を装っていたが改めて思い返すとイラついていた、その時点で仕切り直しをすべきだったと思う。
対策としては上記のような事態を繰り返さない為に機材の不具合対策には自身としては絶対に手を出さないようにし販売側に直させる。
自身の対策としては地上での練習課題として確実なテイクオフ中止操作を練習する。
2014/02/26