レスキュートレーニング in Korea 11/18

いよいよセミナー当日です。8時過ぎにセミナー会場に行くとすでにたくさんのパラグライダースクールの車を目にしました。9時の開始前には会場は満員。
そして参加者にはできたばかりのJPAレスキューブック・韓国版が配られました。
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さて、そして9:00、総勢70名のセミナーいよいよ開始です。はじめにセイヤン(教育事業部責任者)のあいさつ。私を紹介してもらったところで講義スタート。進行は私が英語で講義、それをセイヤンが随時、韓国語に訳して話すというスタイルです。参加者の多さ、しかも海外ということで緊張しましたが、セイヤンとのコンビネーションで順調にパワーポイントを消化。予定通りすべてのページをコンプリート。講義最後には会長のGinさんからご挨拶をいただき、イントロダクション終了。実技トレーニング会場に移動しました。

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朝の霧もこのころにはすべて解消されました。まずはレベル1「木からの自己脱出」のデモンストレーション。70名に見上げられる光景はなんともいえないものでした。ここでも英語で解説しながらの講義です。重要なポイントは繰り返し話しながら、自己脱出終了。たくさんの拍手に迎えられて地上に戻りました。


そしてこの後は事前に決めた12グループに分かれてトレーニング開始です。林の中に70名がごった返しているようなかんじですが、事前トレーニングを行ったリーダーたちは雰囲気に呑まれることなく安全管理をしながら着実し進行しています。ほとんどの方が初めての体験ということもあり、最初はセイヤンと各グループを見回りながらアドバイス。2人、3人と行うと徐々に形になってきました。予定通りお昼過ぎには全員がチャレンジすることができ昼食です。
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今回も韓国風ケータリング。辛くて暖かい料理で、体も再度ウォームアップできました。30分少々の休憩ですぐに再開。レベル1「宙吊りからの自己脱出」。みなさん、このような状況からどのように脱出するのか興味深々です。マッシャーやロープジャッキなど新しい技術もあるので、理解しやすいよう、ゆっくり確実にデモを行うように努めました。
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そしてまた各自トレーニングです。トレーニングを行っているととにかくみなさんモチベーションが高いことに驚かされます。ともすればセミナーといえば、みんなの前で失敗したくないものでやらないで済むものならやらないで終わらさせようと思う方もいるものです。そのように斜に構えた人は誰一人としていませんでした。逆に隙あらば、2回、3回とチャレンジしようとします。この辺の意識は大いに学ぶべきものです。技術を気持ちでカバーしている精神的な強さを感じます。やはり最終的には「気持ち」です。


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そんな雰囲気の中、宙吊りの自己脱出も思った以上に早く終了。このあと、みなさんの強い要望もあり「木の登り方」「ユマーリング」をデモ。すぐに我先にと木に登り始め、セッティングしたロープをすべて回収しました。


日暮が近くなりましたが、最後にレベル2「カウンターラッペルでの救助」を披露。救助完了とともにここでもたくさんの拍手に迎えられました。そして総括。セイヤン、私、そして今回のためにお見えになった韓国航空協会の会長から総評をいただき無事終了。インストラクターのみなさんには修了証が手渡されました。使用した機材は希望者に販売、今後のスクール活動に役立てられます。このような形で、韓国でのJPAセミナーは無事終了。たくさんの方から「ありがとう」、そしてGin会長、セイヤンからも「Big Succes!!」と賛辞をいただきました。韓国滑空協会はレスキューBOOKの翻訳を快く快諾してくれ、このようなセミナーを開いてくれた只野会長はじめ日本パラグライダー協会に大変感謝していました。今後もアジアでのパラグライダー文化の発展のため両国、両協会はともに歩み続けます。

*写真は後日まとめてホームページにアップします。

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