PNL第3戦 京の桜カップ速報

4月17日-18日に京都府南丹市&亀岡市で行われた京の桜カップは、18日に50,1kmのエラップスが成立ました。


4時まえまで皆さん頑張って20名のゴール者がました。


総合の部上位は優勝 大澤選手、準優勝 正木選手、3位 小幡選手です。


レディース部門では優勝 増子選手、準優勝 岡本選手、3位 田前(英)選手、シリアル部門、優勝 大間選手、準優勝 佐々木(伸)選手、3位 田前(英)選手です。


入賞者の皆さん、ゴールされた皆さん、おめでとうございます!


PCL第2戦 COOスプリングカップレポート

開催地 : 茨城県石岡市 エアパークCOO
主催:COOスプリングカップ 大会実行委員会
協力スクール:KPSパラグライダースクール、ウイングキッス朝霧パラグライダースクール
レポート:宮田 歩


<プロローグ>
2週間前に行われたPNLCooXCカップでは、78kmのビックタスクが成立したこともあり、チャレンジリーグでもXCタスクが組まれるのでは!?そんな期待の中、PCL第2戦が開幕です。
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<4月3日(土)>
大会前日が素晴らしい天気となることが多いのですが、今回は前日までの寒冷前線通過で嵐は去り、高気圧に覆われた快晴の朝を迎えることができました。上空には寒気が残り、雲底高度予想は2000m!地表から1500m上空まで南風で絶好のXCコンディションとなりそうです。7:00の受付前からやる気十分!選手の長蛇ができます。そんな興奮気味な受付を終えた選手には、主催者から無料の朝食サービスが振る舞われました。炊き立てのご飯と暖かいみそ汁でお腹も満たされ、少しクールダウン。スタッフの暖かいもてなしに選手からは大好評です。
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テイクオフでの開会式の後、時間をかけたジェネラルブリーフィングが行われました。大会初参戦の方も多くいたようで、無線の取り付け方やペナルティ、タスクストップなど競技に参加するための基本的なモラルもデリゲートの岩崎選手から丁寧に説明していただきました。初めて筑波エリアからXCフライトに出る選手も多く、ローカルルールの注意点も競技委員長からしっかり説明されました。
予報に反し、テイクオフの風は朝から東風が続き、なかなか南風に変わりません。午後3時には北風が入ってくる予報もあり、オープンクラスは筑波山系を2往復し、北西に20kmの真岡ゴールを目指す53.8km。チャレンジクラスはエリア内を周回する20.2kmが決定しました。11:15のウインドゥオープンと共にオープンクラスの選手から次々とテイクオフ!順調に高度を上げていきます。
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11:30のデパーチャーオープンと共に伊藤選手、鈴村選手、藤川選手、松原選手のナショナルリーガーがレースを引っ張ります。続いて11:45にはチャレンジクラスもウインドゥオープン!エリア内のコンディションは更に良くなり、選手はもれなくサーマルトップへ!空中には多くのグライダーが巨大なガーグルを作り出し、圧巻です!
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コンディションの好転と共に、風向きは予報通り南風に変化していきます。活発なサーマル対流は上空の南風を強めてしまい、向かい風へと飛ぶ選手を苦しめます。主稜線から離れた沖にあるターンポイントをクリアーできず、ランディングする選手がいる中、先頭集団は順調にツバメ山から離脱し、真岡へ!ところが1300m以上は西風が強く、これまた大苦戦!3kmゴール手前で伊藤選手、藤川選手は無念のランディング。そんな中、単独で西平野部へ、男コースを取った鈴村選手が見事ファーストゴールを決めました!やや遅れたセカンド集団がゴールへ向かう頃には、ゴール近くに北風が吹き込みコンバージェンスラインを形成。青木選手、中村選手、吉田選手はツバメ山で1800mからそのままゴールへファイナルグライドを決めました。シリアルクラスは廣川選手がトップ、僅差で同じく浜名湖の星田選手が2位につけます。軽量パイロットの清水貴代子選手も最終パイロンをゲットする素晴らしいフライトを見せてくれました。
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チャレンジクラスはゴール手前に降りてしまったものの、石原選手が素晴らしいフライトを見せこのまま優勝か!?と思われましたが、この後大逆転劇がおこったのです!!エリア内まで届いた北風によりビックコンバージェンスが発生!場の風は弱まり、発達した積雲の吸い上げリフトにより高度は下がりません。スーパーコンディションの中、伊藤まり子選手は次々とパイロンをクリアーし、見事ゴール!おめでとうございました。
f:id:PG-Compe:20100403150127j:image:left本部に戻った選手には、レストラン顔負けのハッシュドビーフサフランライスが振る舞われました。とっても美味しかったです。
<4月4日(日)>
早朝は快晴でしたが、移動性高気圧の動きは早く、湿った南東風の吹き込みにより雲量がどんどん増えていき、天気は早くも下り坂傾向。午前中にどれだけの日照が続くかがポイントとなりそうです。何とかなることを信じてテイクオフへGo!
しかし、テイクオフでは、やや強めの冷たい東風が吹きこんでいました。ダミーパイロットも中々、東にあるナサ尾根前に入っていけません。唯一この風向きだとCooテイクオフ前は風が収束して吹き抜けてしまうのです。
コミッティはオープンクラス、チャレンジクラス共にエリア内を周回するタスクを発表。テイクオフの風が弱まるのを待ちます。尾根前に回り込めば、安全に飛ぶことができるのですが・・・。じっと我慢です。
13:00まで待ちましたが、残念ながら風は収まる気配を見せません。コミッティ、競技委員長を含めた話し合いがもたれましたが、安全のため残念ながら競技はキャンセルとなりました。

長いウェイティングで芯まで冷えた選手でしたが、下山後には暖かいカレーうどんが振る舞われ、体も心も温まりました。スタッフの皆様本当にありがとうございます。
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午後、競技は終了となりましたが、安全事業部岡田さん講師の「レスキューパラシュートについて」のセミナーが開催されました。皆さん真剣に受講され好評でした。
結局、初日の成績が総合成績となりました。入賞された皆さんおめでとうございます。チャレンジクラス初のXCタスクも期待されましたが、次回への持越しとなりました。来年も春のCooではPNL、PCLともにXCタスクを用意してくれるそうです。ぜひ来年こそ100kmオーバーに挑戦したいものです。

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最後に、大会を盛り上げ、サポートしてくださったスタッフの皆様本当にありがとうございます。選手一同満足のいくフライトができました。来年もぜひ、大会の開催をよろしくお願い致します。

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タスクログ

オープンクラス
ゴール近くまで飛んだ7名+女子TOP3

チャレンジクラス
上位5名


大会本部の公式電話番号(大会当日のみ)のお知らせ。

大会参加選手の皆様、こんにちは。
この度、JPAでは大会本部用の電話を2台用意しました。


au 090-9244-7447   docomo 080-2001-6287


ランディング報告その他、大会当日における本部との連絡は、上記の電話番号のうち、いずれかにお願いいたします。


今後は、PNL及びPCLのどの大会でも年間を通じて、この電話番号が大会本部の電話番号となりますので、携帯電話にメモリーをお願い致します。


なお、本電話番号は、大会当日のみとなりますので、前日までのお問い合わせ等は、大会主催者の電話番号までお願いいたします。


また、回収車両との連絡について、今まで通り専用無線機2chで行う予定です。


どうぞご協力よろしくお願いいたします。


Cooスプリングカップタスクログ

Cooスプリングカップのタスクログをアップしました。今後のフライトの参考としてご活用ください。


オープンクラス
ゴール近くまで飛んだ7名+女子TOP3をアップしました。見どころは、ハイペースでデッドヒートを続けたトップ集団、そして、粘りのフライトと独自のルートでゴールにたどり着いた第2集団。厳しいコンディションの中距離を伸ばした女子選手にも注目です。


チャレンジクラス
上位5名をアップしました。ゴールはならなかったもののハイペースでレースを引っ張った石原選手のフライトはお見事。唯一のゴール者伊藤まり子選手は、他の選手とは全く異なる時間帯にフライト。全員がランディングしたあとにテイクオフしますので、お見逃しなく。


PCL 第2戦 COOスプリングカップ速報

初日のみ成立です。
湾内周回のあと真岡ゴールへのタスク。
強風の厳しいコンディションの中


オープンクラスでは、
鈴村選手、青木選手、中村選手、吉田選手がゴール。
おめでとうございます。


チャレンジクラスでは、
ただ一人、伊藤まり子選手がゴールを決めて優勝です。
おめでとうございます。