2016 立山らいちょうバレーカップ

リポート:藤野光一

「前日が良いと本番はダメ・・・」。

昔から語られる「大会あるある」ですが、結論から言ってしまえば今回も 

当たってるなぁ

と言うことになってしまいました。

2016立山らいちょうバレーカップは、6月4日・5日の2日間で開催されました。ナショナルリーグ59名、チャレンジリーグ28名、総勢87名の選手が富山県立山エリアに集ったのでした。

大会1日目

天気は良いものの風が悪い。立山エリアは南風の強い朝を迎えました。
7時30分から始まった選手受付は滞りなく進みますが、テイクオフに移動するムードではありません。通常ならば、受付を済ませた選手から順次ゴンドラに乗車して極楽坂テイクオフへ移動し、開会式もテイクオフで行われるのですが、今回は大会本部前で開会式が行われることになりました。






立山パラグライダースクール関沢校長の挨拶から始まり、北陸電力様による高圧送電線の注意事項が説明され、岡田競技委員長によるジェネラルブリーフィングへと移り、開会式は滞りなく終了しますが風はまだ南が強い・・・。そこで選手は本部前でウェイティングに入りました。
待つこと2時間弱でしょうか。ようやく風も弱まってテイクオフへ移動することになりますが、それでも不安定な状況には変わりありませんでした。





ナショナルリーグからの競技開始を想定してタスクコミッティーも準備をします。その間に選手にはLiveTrack用のスマートフォンが配付されます。JPAでは、選手の安全管理と競技フライトの興味喚起を含めて各大会毎にレースの模様をLiveTrackで見ることが出来ます。大会に参加できなかった方や今後大会参加を考えている方には、ぜひ一度LiveTrackで観戦してみてほしいですね。

ダミーの様子を見るものの不安定な状況は大きく変化することがなく、安全に競技をすることは難しいと判断しキャンセルとなりました。

競技はキャンセルとなり残念でしたが、その後は懇親会で大いに盛り上がりました。







昨年に引き続き、今年も出ました生バンド!!
只野選手、藤野選手に加えて扇澤選手もベースで参加。とても楽しい時間を過ごせました。







2日目

2日目の朝は時折薄日が差す天気で、選手受付前の早朝からフリーフライトもできているようです。
風は北。雲低は稜線付近で低いものの、気温が上昇すれば競技成立に期待が持てます。
今日は受付後8時からゴンドラでテイクオフへ移動です。



気象データでは昼以降に日照も回復してくるというものなので、それを期待してチャレンジリーグから競技開始の予定で、チャレンジリーグの選手には広いテイクオフに機体を広げて準備してもらいます。
しかし、雲低は稜線付近を境に一進一退を繰り返します。
ナショナルの選手(希望者)には、12時までテイクオフに戻ってくるという条件でフリーフライトをしてもらいました。それによってエリア内の状況もよくわかり、チャレンジリーグのタスクも決定し競技を行うことになりました。




11時20分ウィンドウオープン。11時50分に一斉スタートで選手は次々とテイクオフ。
選手全員がテイクオフした頃から上昇は弱まり、雲低も徐々に下がってきてしまいました。スタート時間までの1分1分が選手にはもの凄く長く感じられたことでしょうね。



何とか生き残った選手たちが競技を開始しますが、ミニマム距離を飛ぶことすら難しい状況となってしまい競技の成立が危ぶまれましたが、そんな中でも2名の選手がミニマム距離の3Kmを超えて辛くもチャレンジリーグは成立となりました。

一方、ナショナルリーグはタスクを決めてセッティングを行ったものの、予想以上に吹き込んだ湿った北東風と発達した雲により雨までぱらつく始末。それでも我慢強く好転を期待しましたが、競技は不可能と判断して無念のキャンセルとなりました。

チャレンジリーグはリザルト上全員が同点で1位となりましたが、その中でもミニマムを超えた江連選手と大久保選手に賞品が授与されました。お二人ともおめでとうございます。そして、お疲れ様でした。



2009年から連続で成立してきた立山らいちょうバレーカップ。とりわけ5月に開催時期が変更になった2014年からは全日程で競技ができていたのですが、今年は残念な結果となりました。自然相手の競技ですからこんなこともあります。

参加いただいた選手のみなさん、本当にお疲れ様でした。また、いつも大会を支えてくださるスタッフの皆さんもありがとうございました。

来年は、良いコンディションに恵まれますように!!



大会時のWaypointアップロードに関するお願い

競技事業部から選手の皆様へお願い

いつもJPAの競技会に参加いただきありがとうございます。 競技事業部より選手の皆様にお願いがございます。

大会受付時にご使用のGPSへWaypointのアップロードを行っておりますが、最近は選手お一人でバックアップ用のGPSを含めた複数の機器をお持ちのケースが増えております。

競技事業部としては、これらに対し

  • 大会前日に準備が完了している場合は、Waypointのアップロードを実施
  • 大会当日も受付開始時間以前の早朝からWaypointのアップロードを実施

するなどの対応で、受付時にGPS関連の手続きによる混雑緩和に努力しておりますが、スマートフォンやタブレット等の機器増加に伴って時間を要する状況も見受けられます。

そこで、選手の皆様には

なるべく受付前の早い時間にGPSのWaypointアップロードを済ませておく

などのご協力をお願いいたします。

また、メイン機器以外で使用するスマートフォンやタブレット用のWaypointはLiveTrack24サイトのLiveEventsページからもダウンロードすることが可能です。

メイン機器においては、通常どおり大会スタッフからGPSのWaypointをアップロードしていただきますが、サブ機器のスマホやタブレットにおいてはLiveTrack24サイトからのダウンロードで対応いただくことで事前にWaypointをセットアップすることができます。

ただし、大会直前にWaypointが追加・変更された場合は改めてダウンロードしていただく必要がございますが、ご自分で対処できる方であれば問題なく利用できると考えております。

選手の皆様のご協力をいただくことで受付がスムーズに行われるだけでなく、その後の競技進行もスムーズに行え、結果的にはより良い競技につながります。

選手の皆様には趣旨をご理解いただき、ご協力をお願いいたします。

なお、ダウンロードの方法も掲載いたしますので、ぜひ利用してみてください。

◆LiveTrack24サイトからWaypointをダウンロードする

LiveTrack24サイトにアクセスしてください

◆メニューの中のLive Eventsをクリックします



◆日本の国旗をクリックします



◆参加されるJPAの大会をクリックします



◆Waypoints地図の下にあるボタンから「CompeGPS」をクリックします



◆PC(Windows)の場合はDownloadフォルダにファイルがダウンロードされます。
 ファイル名はturnpoints_compegps.wptです。
※どの大会もこのファイル名になりますので、ファイル名を変更することをお勧めします

◆このファイルをお使いのスマートフォンやタブレットのアプリ(例えばXC-Track等)の所定フォルダに移動もしくはコピーしてご利用ください。



◆XC-Trackの場合は Waypointsフォルダへコピーまたは移動することで使用できます。

◆XCSoarの場合はXCSoarDataフォルダへコピーまたは移動することで使用できます。

◆これらの操作はPCで行ったものですが、ファイル操作アプリ等がインストールされているタブレットならばタブレットだけでもダウンロードし利用することができます。

ただし、上手く動作しない場合などは、受付前の早い時間にスタッフより直接アップロードしてもらってください。

JPA競技事業部


COOスプリングカップ2016 大会レポート


レポート:扇澤 郁

毎年この時期ビックタスクが期待できるCOOスプリングカップには、全国各地から90名近くのパイロットが集まり、4月9日(土曜)10日(日曜)の日程で開催されました。週末のみの大会ですがコンディショニングや事前調査を兼ねて前日入りした選手たちは、良好なサーマルコンディションで肩慣らしフライトを済ませ、天気予報の好転を期待した当日を迎えました。

大会1日目

 大会初日は予想以上の風が吹き、筑波山を覆ったレンズ雲の変化を興味深く眺めながらのウエイティング。タスクキャンセルの発表で明日に備えます。

大会2日目

2日目、天気予報よりもよさそうな朝を迎えた筑波山系の空からは、高曇りではありますが思いのほか暖かい日差しが感じとれ、気温減率しだいでソアリングが期待できそうでした。
COOの西テイクオフに集まった選手たちの関心は、朝から続々とテイクオフしていくパラグライダーの浮き具合に絞られます。次第に良くなっていくサーマルコンディションに大会関係者一同の期待度が高まり、そして10時30分競技委員長からは久慈川ゴールを目指すタスクが発表されました。
N2リーグ、ナショナルリーグともに45㎞先の久慈川ゴールを目指しますが、ナショナルリーグは花王栃木工場を経由しドッグレッグする興味深いものとなりました。

ナショナルリーグTask
N2リーグTask



N2リーグで真っ先にテイクオフしたのはサンライフ所属の千葉選手。それに続き若手筆頭でリーグ優勝を狙うオレンジレーシングの飯塚選手、N2リーグで復活した原選手、ホームエリアの平松選手など続々空中に飛び立ちます。ナショナルリーグの選手たちも、久々に表彰台に立ちたいウイングキッス朝霧所属の藤川選手を筆頭に、フラットランドに強い只野選手、連勝を狙う稲見選手が続きます。しかし、空中に出てみると「渋い」の一言。歯を食いしばりすぎて奥歯が痛くなるほどグループソアリングに集中し、選手たちは生き残りをかけかすかなサーマルにしがみつく展開となりました。




そんな中、N2リーグで真っ先にトップアウトした飯塚選手がスタート時刻11時30分に単独でスタートを切ります。飯塚選手は雨引鉄塔方向からドッグレッグして久慈川を狙う作戦でしたが、サーマルにヒットせずに撃沈。同じコースをたどったベテランの原選手はサーマルに乗り距離を伸ばし女子トップの距離を飛びます。この日のポイントでリーグ戦総合優勝争いを競う飯塚選手に8点差まで迫った田村選手は、スロースタートでしたが久慈川に向けたダイレクトなコース取りでこの日の最長距離を飛び、寒風山の佐々木選手、千葉選手の後発組が距離を伸ばすレースとなりました。



ナショナルリーグは藤川選手、只野選手がリードするトップグループがスタート時間ぴったりで雨引経由高峰山コースを狙います。しかしこのグループはまたもや弱いサーマルにしがみつく生き残りゲームを強いられます。50号線を過ぎた砕石場から発生するサーマルは下層の西風に流され花王工場を目指すルートから大きく外れていきます。ここで藤川選手が早めに見切ってコース上に戻ります。この動きに反応し高度を保ち追従した九州から参加の亀山選手が距離を伸ばしこの日2位。ナショナルリーグ女子トップを走る小森選手は燕鉄塔上空で1400mまで上昇し十分な高さを保っていましたが、只野選手とともにサーマルを追いかけすぎ残念な結果になりました。高杉選手はテイクオフ前をなかなか抜け出せず、NASA前にこぼれたところからのスタートでしたが、先頭グループの様子を見ながら笠間ロイヤルゴルフ場を経由する良いラインを通り高峰山のトップアウトに成功。さらに距離を伸ばしさすがの飛びでこの日最長不倒距離。女子総合は地元の利を生かし燕鉄塔からダイレクトにコースを取り、総合3位の前堀選手とともに距離を伸ばした高橋選手が初の栄冠に輝きました。





N2リーグ入賞者







ナショナルリーグ入賞者







天候が危ぶまれたCOOスプリングカップでしたが何とかタスクが成立し、ライブトラックシステム、リトリーブ方法などが構築できたよい大会だったと思います。来年はぜひ今年導入されたライブトラック24のトラッキングシステムの有用性が最大限に発揮されるビッグタスクが成立することを期待し、参加した選手は帰路に立ちました。
選手を代表し、素晴らしいオーガナイズをしていただいたエアーパークのスタッフの皆様、特に回収班の皆様に感謝を申し上げます。



LiveTrack24で大会を楽しもう!

JPAの競技会では2016年シーズンより正式に「LiveTrack24」のLive Eventsを利用して実際の競技をWebで見ることが出来るようになっています。
LiveTrackは選手の安全確保が最大の目的ですが、同時にイベントとして楽しんでもらえる環境を作ることで、パラグライダー競技に興味や関心を持っていただくことも大切なことだと考えています。

そこで、JPAの競技会(大会)をご自宅やスクールなどでも楽しんでいただけるように簡単な利用方法をご紹介したいと思います。

LiveTrack24で大会を楽しむ

まずはLiveTrack24のサイトにアクセスしてください。

http://www.livetrack24.com/

Live Events



メニューの”Live Events”をクリックします。



日本の国旗をクリックします。



現在行われているイベント(後から見返す場合は見たいイベント)をクリックします。



Liveを見る場合は青い四角で囲んだ3Dか2Dをクリックします。



画面は2Dの場合です。地図上にタスクと飛行している選手が表示され、リアルタイムで競技の状況を見ることが出来ます。

リザルトを確認する

競技の途中であっても現在までのリザルトを確認することが出来ます。選手にとってもフライトし終えて自分がどれくらいの位置なのかを確認することが出来るので便利です。
先ほどのタスクの場合は"CooSP Task2"をクリックしてください。

ただし、このリザルトはLiveTrack上で取得されたログデータを利用して集計されたものですから、実際のリザルトと異なる場合もありますのでご注意下さい。

あくまで簡易的に状況を確認する

と言う目的で利用することが可能とお考え下さい。



この”Tracks List”でもおおまかな状況を確認することが出来ますが、”Score List”でも同様に状況を確認することが出来ます。



選手自身が状況を確認する場合はスマートフォンを利用すると思われるので、”Tracks List”を見ると良いでしょう。

以上、簡単ですがLiveTrack24を利用した大会の楽しみ方です。
(既にPWCなどでもお馴染みだと思いますが、改めて解説させていただきました)

なお、JPA競技事業部ではLiveTrackを活用し、競技の安全はもちろんですが、選手の位置把握や回収の手配、集計の迅速化など、よりスムーズな大会運営に役立てるために検証し検討を行っています。
選手ならびに大会関係者のみなさまには、引き続きご協力いただけるようお願い申し上げます。


COOクロカンカップ2016 大会レポート


レポート:扇澤 郁

春分の日、3連休に開催されたCOOクロカンカップ2016には、北関東平野クロスカントリー飛行の期待に胸を膨らませたパイロットたちが大勢集まりました。

大会1日目

3連休初日は雨。ジェネラルブリーフィングでは今回から選手に渡されるLiveTrack24のライブトラッキング用スマートフォンの取り扱い説明、チャレンジリーグの選手たちに飛行空域の説明などが行われ明日からの大会に備えます。

※大会の模様はナショナルリーグチャレンジリーグのページでご覧いただけます

大会2日目

大会2日目は最高のサーマルコンディションの中、湾内13.8㎞のレースタスクが組まれたチャレンジクラスからゲートオープン。真っ先に飛び出していったのは昨年から大会に出場しているエアロクルーズ所属の小田選手。ゴールに真っ先に飛び込んだのも小田選手。時速21㎞/hの好タイムでESSを通過し、オープン参加の選手を押さえて初めてのタスクトップ。女子は僅差ながらも、ベテランの八子選手が初出場の中久喜選手を、チーム戦では1、2フィニッシュを決めた「イケっ、サンダーバーズ」が、初出場の3人組で好成績を上げた「とち男」を押さえてこの日トップとなりました。

※チャレンジリーグTask1のリザルトはこちら(総合女子チーム戦





ナショナルリーグは、主稜線のアウトアンドリターンから東中里ゴールを目指す34.9㎞のサービスタスクが組まれ、クラウドベースが1900mと押しあがった雲底でスタート時間の11:30を待ちます。好スタートを切ったのはバーズパラグライダースクール校長の大沢選手。雲に吸い上げに悩まされるその他の選手を横目に、エリア内最終ターンポイントの足尾山山頂を視界良好でクリアー。そのまま先行逃げ切りを決め平均時速40㎞/hに近い好タイムでゴール。その後、53名の選手が続々とゴールになだれ込むワールドカップ並みのスピードレースを制した女子は、雲の吸い上げを警戒し、上げすぎない作戦でゴールに到達した田前選手が、好調の吉原選手、小森選手を押さえてトップ。チーム戦ではアドバンスジャパンの松原選手を取り込んだ「スカイダンシングチーム」が、常勝「瀬戸内少年飛行団」、青木校長自ら参加の「オレンジレーシング」を押さえてトップでした。

※ナショナルリーグTask1のリザルトはこちら(総合女子チーム戦




大会3日目

大会最終日、明け方小雨が降り凍えるような曇り空のテイクオフに集まった選手たちは、午後には顔を出すはずの日差しが待ち遠しいウエイティングを強いられます。

ブリーフィングでは初日トップを取った選手のヒーローインタビューが行われ、その他選手のモチベーションが高まります。






そして薄日が差し始めたと同時にソアリングを始めたウインドダミーを確かめた後、発表されたチャレンジクラスのタスクは、猿公園を含む湾内のビッグトライアングルを回った後に平沢ゴールを目指す17.8㎞のレースツーゴール。そして、バリアブルな風の中、11:20ゲートオープン。レースはスタート時間と同時に先行したグループが猿公園でスタックする中、十分な高さを保ってトライアングルをクリアーした選手たちが予想された東風が強くなる前に平沢ゴールに到達。トップでゴールしたのはホームエアーパークCOOで飛ぶ食堂選手。女子で最長距離を飛んだのは寒風山パラグライダースクールの籾山選手でした。そして、籾山選手はこの日の成績が決め手となりチャレンジクラス女子優勝。チャレンジクラス総合ではタスク1で大きなポイントを稼いだ小田選手が、2日目涙のゴールを決めた藤原選手、カメラを使った時代から返り咲きした園部選手を押さえてチャレンジクラス初優勝です。チーム戦は、初参加組で頑張ったスカイパーク宇都宮所属の新生チーム「とち男」が幸先の良いスタートを切りました。

※チャレンジリーグTask2のリザルトはこちら(総合女子チーム戦

※チャレンジリーグ総合のリザルトはこちら(総合女子オープンチーム戦



ナショナルリーグは、筑波山系の西側の湾曲に沿ったビッグシリンダーからスタートしスカイパーク宇都宮ゴールを目指す56、5㎞。12:25のスタート前、1500mまで押しあがった雲底付近は北風が強く、選手は思い思いのポジショニングで、テイクオフ上空、足尾山上空、燕上空、雨引鉄塔上空、そして筑波山上空に分かれてスタート。レースは筑波山側から宇都宮ゴールに向けて形成されたクラウドストリートを使った選手が先行。そのあとを雨引鉄塔、燕鉄塔付近からスタートしたグループが追いかける形で展開。平野部はクラウドベースが1200mと思いのほか低く、キープハイでじっくり駒を進める展開となりました。



レースの核心部となる都賀インターターンポイント付近では、東風の到達を見越して集団から抜け出した稲見選手、高杉選手が先行していた扇澤に追いつき三つ巴のデッドヒート。ESS前のラストサーマルを上げ切り、見切り先行し迷走し始めた2人を交わした稲見選手がESSを単独でカットし勝負あり。その後、強くなった東風に悩まされながらも12名がスカイパーク宇都宮ゴールまで到達するレースとなりました。女子は、何度も降りそうになりながらも都賀インターをクリアーしESS付近まで距離を伸ばした河野選手がこの日のトップ。総合成績でもこの日のポイントが効き、昨日トップの田前選手、吉原選手を押さえたうれしいナショナル女子初優勝です。ナショナル総合成績ではこの日のゴールをダントツで決めた稲見選手が、扇澤選手、正木選手を押さえてこちらもナショナルリーグ初優勝です。チーム戦ではタスク2で本領発揮の浜名湖パラグライダー所属の「オレンジレーシング」が優勝です。

※ナショナルリーグTask2のリザルトはこちら(総合女子チーム戦

※ナショナルリーグ総合のリザルトはこちら(総合女子チーム戦

チャレンジリーグ入賞者





ナショナルリーグ入賞者







日本列島は冬型の気圧配置となり大会の成立が危ぶまれるような天気予報でしたが、終わってみれば北関東平野特有の冬型で飛べるコンディションに助けられ、最高の大会となりました。今回はライブトラック用のスマートフォンが選手に貸し出され、よりスムーズな大会運営を目指す試みとなりましたが、地方のスクールで大会をネット上で楽しめたとの報告もあり、大会がより身近なことになるトライヤルだったと思います。主催していただいたエアーパークCOOの皆様に選手を代表して感謝を申し上げます。