| 大会レポート
COOスプリングカップ2025
競技委員長:辻 強
今年の春は例年にも増して天候の変化が激しく、不安定な日が続いておりましたがようやく先週末にクロカン日和が当たり、パラグライダーで約190㎞飛べ、そして多くのパイロットが100㎞以上飛べて自己記録を伸ばしました。
まだ、不安定な天気は続きますが、当日は天候が回復、2025年パラグライダーの競技シーズンのスタートです。
1日目
選手の皆さんに朝食をふるまわせていただきました。今日もしっかり飛ぶためには、まずはしっかり食べるところから!具たっぷりの朝カレーとわかめスープで、体も心もウォームアップしてもらえたら嬉しいです。
天候はまずますですが朝からかなり風が強くて「本当に飛べるのかな?」という空気が漂っていました。特にテイクオフの時点では突風もあり、選手も運営側も慎重な判断が求められる状況でした。北東~東絡みの風が強まる予報のため、チャレンジリーグ、ナショナルリーグ共に山頂にて開会式の後、しばしのウェイティングとなりました。
強風を意識して、ナショナルは28.8kmの関城ゴール。チャレンジは湾内を軽く周回する11.2kmのタスク。風の状況にスタート時間が二転三転する中、両リーグとも13時デパーチャーオープンとなりました。それでも、天候の細かいチェックと風の合間を見て、安全第一で競技がスタート。風の強さはあったものの、タイミングを見ながら選手がテイクオフしました。
12時を過ぎた頃から風が強まったことから、チャレンジリーグはタスクストップ、残念ながらタスクキャンセルとなりました。
ナショナルリーグは各選手が風の状況を的確に読み取り、安定したフライトを見せてくれました。厳しい条件の中でも無事レースが開始され、15名がゴールメイクでした。
最後まで気が抜けない展開でしたが、大きなトラブルはなく、全体としてはスムーズに終えることが出来ました。
2日目
朝から曇り、雨雲も接近、残念ながら競技はキャンセル、表彰式と閉会式になりました。チャレンジリーグの方は、ジャンケン大会で賞品を争いました!!
閉会式後、ジャンさんによる昨日のフライトログ解析を行いました。選手たちは残ってサーマルソアリングやルートの選び方など、勉強になりました。
ジャンケン大会勝者のみなさん
大会表彰
ナショナルリーグ総合
優勝 No.2 伊澤 光 NIVIUK ICEPEAK X-ONE
準優勝 No.5 針生 清志 OZONE ZENO2
第3位 No.36 山田 大輔 OZONE PHOTON
第4位 No.1 中村 浩希 OZONE ENZO3
第5位 No.12 里見 憲一 NIVIUK ICEPEAK X-ONE
第6位 No.31 吉田 正之 NIVIUK PEAK6
ナショナルリーグ女子
優勝 No.37 柏倉 恵美 NIVIUK ARTIK7P
準優勝 No.204 高橋さゆり OZONE ZEOLITE GT
第3位 No.40 千葉 恵 NIVIUK ARTIK7P
ナショナルリーグスポーツクラス
優勝 No.36 山田 大輔 OZONE PHOTON
準優勝 No.37 柏倉 恵美 NIVIUK ARTIK7P
第3位 No.24 荒金 正之 NOVA CODEX
ナショナルリーグスポーツクラス女子
優勝 No.37 柏倉 恵美 NIVIUK ARTIK7P
準優勝 No.40 千葉 恵 NIVIUK ARTIK7P
第3位 No.38 横堀 紀子 GINGLIDERS EXPLORER2
ナショナルリーグチーム戦
優勝 ニチパラ(里見、三澤、吉田正)
準優勝 スカイダンシング(窪田、中田、中島、杉浦)
第3位 とちおとめ(吉川、吉原、関根睦、柏倉、千葉)
今回は難しい天候の中、選手たちがそれぞれの技術を存分に発揮し、素晴らしいフライトを見せてくれました。また、スタッフの皆さんにも心から感謝申し上げます。大会を成功させるために、多くの努力をしていただきました。
次回の大会でまたお会いできることを楽しみにしています。