クロカン記録を狙える!?COOスプリングカップ


4月2日、女子クロカンフライト日本国内女子記録更新!120km!

今週、移動性高気圧は中心が関東平野を通過。典型的な関東平野のXCビックデイが訪れました。
扇澤と宮田、スカイパーク宇都宮の水沼さん3名で4月2日、エアパークCOOから飛んで福島県郡山市までクロスカントリーフライトが出来ました。宮田は白河市西側にランディング(105km)。少し高かった2人はさらにコマを進め郡山市まで距離を伸ばしました。扇澤は125km。水沼さんは120km(日本国内女子記録)。


朝から良好な積雲がポコポコ形成!

この日は、エアパークCooのある筑波山系は朝から良好な積雲がポコポコと形成され、11時の出発時は筑波エリア周辺周辺の東風は強めでしたが、難関の高峰を越えると、順調に南風が吹き始めます。1800mの雲底から北へのトランジット対地スピードは約50km/h。
これはちょうど良い感じです。烏山周辺からは、那珂川に沿って吹き込む東風と本流南風のコンバージェンスラインが南北に形成されました。雲はまっすぐ白河方向へ続いています。あとは確実に雲に沿って飛べば良いだけ!この時も、白河での選択を間違えて降りてしまったそうです。もしうまくあたっていれば、国内記録の更新も夢ではないでしょう。






COOスプリングカップではクロカンタスクを組む予定、国内記録更新を狙える!

来週末4月12日13日は、N2リーグ第1戦、チャレンジリーグ第2戦COOスプリングカップが開催されます。コンデションが揃えば、クロカンタスクを組む予定で準備を進めております。N2リーグのパイロット達で飛べば、国内記録更新が出来るかも!

年に1度のクロカンチャンスを見逃すな!大会のご参加お待ちしております。

チャレンジリーグについても、クロカンフライトの登竜門である高峰の平沢ランディングのゴールを予定しています。フライトが終わってスクールに戻ったら、地元のパイロットとスクール生で作った暖かい食事も準備しており、宿泊も素泊まりですが格安で泊まれる青峰館も有りますよ。(青峰館の詳細は大会要項をご覧ください)

まだまだ、パイロットの募集していますのでご参加お待ちしております。

■チャレンジリーグ第2戦、N2リーグ第1戦 COOスプリングカップ【大会要項】
■チャレンジリーグ第2戦 COOスプリングカップ【申し込みフォーム】
■N2リーグ第1戦 COOスプリングカップ【申し込みフォーム】



2014PNL第2戦 CooXCカップ

春の北関東平野でのクロスカントリータスクが期待されるCOOクロカンカップは、春分の日を含む3連休に3名の海外招待選手が出場する中盛況に開催されました。 2014シーズンのJPAナショナルリーグ第2戦(グランプリ対象大会)、チャレンジリーグ第1戦が併催されたこの大会には全国各地から大勢のパイロットが集まり、ビッグタスクの期待感がうかがえます。しかし季節外れの強い寒気が上空に停滞し風が強くなる予報の中、タスクコミッティーは2日目に絶妙なタスクを設定し、両リーグともにデイクオリティーの高い、成績優秀選手にとって満足のいくレース展開ができたようです。それでは両リーグともに、いろいろなドラマが繰り広げられたようですので、簡単にレポートさせていただきます。 レポート(扇澤 郁)



(大会初日)
 全国各地から集まってきたパイロットたちは、朝早くから準備をしてくれたキッチンスタッフからの暖かい朝食サービスで、長旅の疲れをいやしました。野外は冷たい風が吹き、ショップ内で行われた開会式では昨年のグランプリチャンピオン藤川稔選手、小森さちよ選手から優勝カップの返還式が行われグランプリ大会の雰囲気が盛り上がります。その後、競技委員長の辻強からタスクキャンセルが発表され、予定されていた招待選手からのセミナーが開催されました。


デニスコルテラ(フランスチャンピオン3回、コルテラデザインのオーナー)からは、パラグライダーでのスピードTOフライ(マクレディーリング理論)理論を、セールプレーンやハンググライダーとの性能差を踏まえながら、大変わかりやすい図解と例題で紹介されました。シモン(フランスチャンピオン3回、ニビウクのテストパイロット)からは、若くしてフランスチャンピオンにるまでの過程で何が大切だったかなど非常に興味深い内容の話が聞けました。さたに、シモンからはパラグライダーを安定して飛ばせる方法、デニスからは実際にシミュレーターに乗った状態でパラグライダーを安定して飛ばせるための実践練習が行われ、選手の皆様は今まで考えてもみなかった積極的な飛び方をイメージして明日予想されるタスクに備えることになりました。



(大会2日目)
 朝から快晴。風予報は徐々に西風が強くなるとのことで選手は8時のシャトルに乗り込み西テイクオフへ移動しました。サーマル予報は南西風と北西風のコンバージェンスが常陸太田方向に伸びるとのことでナショナルリーグはターンポイントが2つのエラップスタイムレース、チャレンジリーグは湾内を回るスタンダードなタスクが組まれました。
 10時20分にナショナルリーグのゲートが開き、選手は次々と快晴の空に舞い上がっていきます。10時50分のデパーチャーオープン時間には10名ほどの先頭集団が、少し遅れてさらに10名ほどの集団がスタートを切ったようです。先行組はコンバージェンスが形成されるのをじっくり待ちながらゆっくりコマを進めます。後発組の選手は先行した選手の動きを観察しながら最速タイム狙いの速度重視のフライト。お昼過ぎにはしっかりとしたコンバージェンスラインが掲載され、昨日のセミナーで学習した通りにアクセルを踏みながら翼を安定させゴールを目指します。アップダウンの厳しいコンディションの中、ゴール手前のシンクにはまり残念ながらゴールラインを切ることができなかった選手も含めてこの日は少しでも速くゴールラインをカットするために頑張ったレースとなりました。総勢40名に上るゴール者を出したファーストタスクはクロカンタスクではありましたがしっかりとしたスピードレースでグランプリ大会にふさわしいものとなりました。ゴールに真っ先に到達したのは先頭集団から抜け出した京都バーズパラグライダースクールの校長大沢選手と浜名湖パラグライダースクールの校長青木選手。若き校長たちが頑張ったレースとなりました。
 チャレンジリーグは湾内で行われ、風が強くなりタスクストップとなるまで6名の選手がゴールする良いレースとなったようです。トップゴールは昨年大会初参戦で初優勝かと思われた(GPSのトラッグログが取れていなかった)池内選手がリベンジ達成です。





夕方には、ポーランドからの招待選手フィリップが行っているアドベンチャーフライトの紹介があり、パキスタンカラコルムで取られた絶景ムービーを見ながらゆっくり夜が更けていきました。


(大会3日目)
 天気予報では1500mの風が強く吹きタスクを行うには難しいコンディションでしたが、観天望気でのかすかな望みにかけてタスクが発表されました。昨日同様久慈川方面へのクロカンタスクでしたが早めのゲートオープン。しかし、数名が上空へ飛び立ったところで強いガストがテイクオフへ吹き込むようになり、競技委員長からは安全策を取りタスクキャンセルのコール。残念ながら今年のCOOクロカンカップはこの時点で終了となりました。




4月12,13日はN2L1戦、PCL第2戦となるCooスプリングカップが開催されます。N2L,PCLですが、南風となると、それぞれXCタスクを用意しております。

ぜひ春のXCフライトを楽しんでください。スタッフ一同お待ちしております!


CooXCカップにX-alpsパイロットFilipが参加決定

2009X-Alpsに参戦し17位の成績を残したFilip JagleがCooXCカップへの参戦が決まりました。

Filipはポーランドのトップコンペティションパイロットですが、山岳フライトのエキスパートでもあります。ヒマラヤ、カラコロムをはじめ世界中のエキストリームフライトしたことのある経験があります。凄い経験談を聞きたいですね。

パキスタンでの映像はこちら
http://youtu.be/t-03n-BMMp0

山岳だけでなく、平野の多い東欧ポーランドではフラットランドXCが基本。筑波でのXCフライトは彼の十八番ステージともいえます。

先に出場が決まった、フランスチャンピオン2人に戦いを挑みます。お楽しみに!



2013PWCスーパーファイナルでの公式発表について

2013PWCスーパーファイナルで発覚した、グライダーチェック問題に関して、PWCAから2月15日に公式発表がありました。
・OZONE2(M)は許容範囲を超えており、認証機と認めることはできない。
・2013PWCスーパーファイナルにおいてENZO2(M)で参加パイロットは0スコアーとする。
(詳しい内容は、PWCAからの公式レポートをご参照ください)

この発表に従い、2014年2月14日の時点において、ENZO2(M)が未認証であると判断され、JPAとしては、2014年2月15日以降の公認大会において、ENZO2(M)での参加を認めないこととします。

また、PWCAから選手には2013PWCルールについて改めて確認する義務がアナウンスされました。
3.1.1 「パイロットは各自飛行装備の選択、そのメンテナンスに責任がある」
グライダーについて
1、PWCへの参加はEN 926 or LTF 91/09に従った認証機のみが許される。ブレークメインライン長を除いての改造は認められない。
2、パイロットは承認を得た装備重量範囲内で飛行しなくてはならない。
3、サイズによっては認証を得ていないグライダーに関して、2011年11月1日より早く販売されたものは許される。
「競技会に参加する前に、各自のグライダーが認証を得ているかの確認は、パイロットの責任とする。」

JPA競技規定は、PWCルールにそって規定されています。
選手の皆様にはご理解と、ご協力のほどよろしくお願いします。

JPA競技事業部