宇都宮 Open Cup 2014


レポート 水沼典子
11月8日
 宇都宮の大会成立記録をまた今年から更新し続けるぞ~、と準備をしてきた今大会。週間天気予報は例によって刻々と変わっていくので気をもみます。そして迎えた初日は、青空の朝!

しかし、選手全員がテイクオフに上がった頃から南の方から徐々に雲の列が近づいてくるのがはっきりと見て取れます。それが来てしまったらサーマルはあまり期待できそうにありません。何とかみんながゴールするまで陽射しが持ってくれないかな。と、早め早めの展開で開会式もそこそこに、タスクはN2・チャレンジともエリア内は同じパイロンを周回し、チャレンジはメインランディングゴールの20.3km、 N2はその後今年から新設した北の大桑ゴールまでの34.3kmに決定し、10時15分ゲートオープン。




ゲートオープンと同時に次々と選手はテイクオフしていきます。しかし、時間も早いのでスティはできても獲得高度はせいぜい200m前後。しかもそれだけ上がれば良い方で、リフトは間欠的。




少し移動したり、沖のパイロンを取りに行ったりしたらあっという間に高度はなくなりランディングへ吸い込まれていきます。そうこうしているうちにすぐそこまで雲の列が迫ってきてリフトも弱弱しくなってきている…。




で、ゲートオープンから1時間くらいで一度全員が降りてしまい、半分以上の選手がリフライトに上がって行きましたが、12時前には無情にもあたり一面を雲が覆ってしまい、その後コンディションが回復することはありませんでした。


そして、ほとんどの選手が周回できずにランディングしてしまいましたので、気になるのは大会として成立するかどうか、というところ。この1本のフライトが成立することによってN2リーグは年間ランキングに計上される本数が3本から4本に変わり、順位もシャッフルされることになるようですが、はたして、結果は…?



なんと、N2はオープンクラス№7隅選手のみが6.5km(シリンダー間の実質フライト距離)をフライトしミニマムクリアーで成立、チャレンジは№517関根睦選手が唯一7.8km(GPSの距離)のフライトでダントツトップ、こちらもミニマムクリアー、成立です!今日は両リーグ合わせてミニマムをクリアーしたのはこのお二人だけでした。




ランディング場ではちょっとフライトに物足りなさを感じている選手のために、猪の丸焼き(今年は80㎏の巨体でした)や熊鍋、水餃子、石焼いもなどなどがふるまわれ、曇ってきて少し肌寒くなった体を温めていただきました。


そして18時からのウェルカムパーティではファイナル恒例、競技事業部鈴村氏による今年のリーグ戦を振り返っての総括や、ユニークな「○○王」の表彰が行われ、たくさんの方に表彰状が贈られ楽しい時間を過ごしました。鈴村さん、いつもありがとうございます!





11月9日
昨夜までもしかしたらフライトの可能性があるかも?と期待しておりましたが、朝起きてみるとやっぱり曇り空。そして時間とともに雨雲も接近してくる予報のため早々に本日のタスクはキャンセル決定、9時から閉会式&表彰式を行いました。

N2は隅選手がミニマムをクリアーしたものの点数は全員2点になってしまい順位がついておりませんでしたが、フライト距離で順位をつけ、宇都宮OPEN CUPとして表彰させていただきました。チャレンジは睦選手が文句なし総合&女子優勝です。皆様おめでとうございます!






その後、年間のリーグ表彰が行われ2014年のN2・チャレンジリーグは無事終了となりました。







大会開催にあたり、快くご協力いただきましたスタッフの皆様、JPA役員の皆様、エリアの皆様、いつも本当にどうもありがとうございます。
来年はチャレンジクラスの楽しい大会を開催する予定です。皆様のご参加をお待ちしております!