6月1日・2日の日程で、栂池ジャパンカップ(N2グランプリ)を開催いたします。
今年もN2グランプリとしてチャンピオンを決める大会となります。
皆さんご存知の通り、7月には、X-ALPSが開催され、扇澤選手、只野選手の日本チームがモナコ目指してレースに参加します。
X−ALPSスタートまで、2か月を切り、準備、トレーニングと大変忙しい中、扇澤選手が栂池ジャパンカップに参戦します。(只野選手は日程調整中)
PCL第2戦Cooスプリングカップに参加選手の皆様
この度は、集計ソフトの不具合により正確な成績発表が遅れたことで、ご迷惑をおかけし大変申し訳ありませんでした。
大会終了後も、競技委員会において成績確定に向けて処理を続けてまいりました。4月23日に正式な成績を発表させていただいたところです。
その結果、4月14日に発表した成績に一部訂正が生じましたこと、改めて深くお詫び申し上げます。
今後も、迅速な対応に努めて参りますので、選手の皆様のご理解をいただけますようお願い申し上げます。
Cooスプリングカップ実行委員会
JPA競技事業部
2013年2月に行われたCIVIL総会において、PMAからの提案に基づいた新しいEN-Competitionクラスの内容が決定されました。
EN-Compグライダーの概要は以下です。
①EN-Dの認証内容に沿ったフライトテストを行われなくてはならない。ただし、最大荷重 のみテストで良い
②最大速度は65km/hとする
③最大平面アスペクトレシオは7.0以下とされる
④このレギュレーションは2年ごとに改定される
⑤2015年1月1日以降のFAIカテゴリー1大会からこのルールは対象とする
現状EN-Dを取得しているグライダーであっても、このEN-Compクラスのレギュレーションを満たしていないとダメだということになります。例えばBoomerang9、ENZOなどはアスペクト7以上のため使用不可。Icepeak6などは7以下のため使用可能(
最大速度は65km/hであれば)となります。
まだ決定ではありませんが、PWCAはCIVILの決定に追従するとのことですので、PWCも2015年シリーズからはこのグライダーレギュレーションとなる可能性が高まります。
FAI大会は関係ないとしても、PWCに準じたルールとなるJPAとしてどう対応するか。先に発表されていたパラシュート2個携帯義務も含めて、競技事業部の考え方と2014年ルール改正についての決定事項を以下に述べさせていただきます。
①スキューパラシュート2個装備の件
この対策に関しては「科学的根拠が乏しい」こと、対策が「場当たり的」なことにより不要であると考えています。2個持つメリットとして、CIVILの内容(1個目が何らかの理由により投げられなかった)や、1個目を投下し絡んだりした場合に2個目が有効になるなどが考えられますが、では2個目がダメだったら3個持つのか?と言う話になります。しかし、現状ではその疑問に対し明確に説明されておらず、その様な事態が発生する要素についても言及されていないのが現実です。JPAでは、その様な状況に至った要因や起こりうる事象を可能な限り分析・推測した上で選手(パイロット)に広く情報公開し、そうならない為の教育や啓蒙(情報発信と共有)をすることが重要であると考えています。
また、定期的なリパックを義務化し、レスキュー開傘シミュレーションも行っています。その様な機会を有効に活用し、最新の情報も伝達することで選手に対応力を身につけてもらうことで「対処療法」ではなく「予防措置」を取ることが出来ると考えています。
以上の様な理由により、現状ルール「従来どおり1個で良い」との結論に至りました。
②EN-Compeグライダーについて
こちらも、基本的には「FAIカテゴリー1大会」での適用と言うことですし、そもそも認証機と言うルールに至った背景は教育や十分なスキルを持たない選手が2ライナーなどの機体を使って事故を起こしたことが要因です。JPAでは2012年から「認証機」と言うルールに変更した訳ですが、十分なスキルのあるパイロットが選手として「推薦」されるシステムにより使用される機材が「適切か否か」を事前に判定していることから、現状ルールどおり「EN認証機」で十分であると考えています。
よろしくお願いします。
JPA競技事業部
【GPSアップロード対象機に関するお願い】
2013シーズンより使用開始したフライトログの判定ソフトで、大会運営に支障を来す状況があることが判明しました。それは、ガーミン社製GPSで入出力がシリアルポートでのみ行うことが出来る比較的古い型の機種で、GPSへのデータアップロードに長い時間が必要であるということです。この機種のものはアップロードに数分を必要とします。仮に80名の大会でアップロード時間を1時間で完了する場合、選手1人当たり40~50秒程度で作業を終えなければなりません。アップロード時間の長時間化は、最終的に選手の皆さんが使えるサーマルタイムを短くして競技を不自由にしてしまうことにつながります。
そこで、2つのお願いです。
(1)シリアルポート入出力GPS機は出来るだけGPSアップロードを行わないように協力をおねがいします。(もちろん、自分はその機種しか持っていないのでそれが出来ないなら競技の参加できないという方には当然GPSアップロードさせて頂きます。その様な方は、ぜひ「楽々レジストレーション」を利用いただき、事前にアップロードをしておくことをお薦めいたします。また、GPSアップロードしていていない個体でも、アップロード対象機がフライトログチェックでエラーをおこした時の提出は可能です。)
問題のあるシリアルポートGPSを以下に挙げます。ご参考ください。
Garmin 76 丸コネクタ
Garmin 72 丸コネクタ
eTrex Legend 平コネクタ
eTrex Vista 平コネクタ
eTrex Venture 平コネクタ
eTrex Mariner 平コネクタ
Garmin Foretrex 201 ピンコネクタ
Garmin Foretrex 101 ピンコネクタ
(2)将来的には、競技専用機への移行をお願いします。グライダー進化はまだまだ続いており、性能向上は競技フライトの可能性をさらに拡大して行くものと思われます。ゴール時点やタスクストップ時のその選手のグライダー高度のフライト得点への加算など、競技フライトには、それに対応したGPSバリオ連動機でないと非常に不利になって行く兆候が見られます。
選手の皆さんの競技フライトに置ける可能性の拡大にも繋がる専用機への切り替えをご一考下さい。
【楽々レジストレーション】
初日のGPSアップロードを事前に行うシステムです。
大会開催初日の2日前まで(土曜日が初日なら木曜日中)に御自分のGPSをその大会主催者まで送付して頂ければ、初日の受付でのGPSアップロードは不要となります。
もちろん、入山チェックは必要ですが、それさえ済めばあとは入山準備に直ぐに入れます。
このシステムは、大会運営時のGPSアップロードにかかる時間を短縮し、時間の短いとされる日本のサーマルタイムを十全に競技フライトの活かそうとする目的のものです。
GPS輸送のリスクは選手の皆さんで担保して頂くことになりますが、試してみては
如何でしょうか。