PWC SuperFinal Day1

いよいよ競技タートです。

Roldanilloらしい素晴らしいコンディションとなりました。
初日ということもあり、タスクコミッティは81kmのショートタスクを決定。ここでは150km前後のタスクが一般的なようです。


大きな谷にそった平野を往復する単純なタスクでターンポイントは2つとシンプルです。
結果120名がゴールするサービスタスクとなりました。JPA選手も全員ゴールです。


ターンポイントに向かい、ほぼ直線的に飛ぶフライトコースとなりましたが、平野部においたレースにおいて、こんなハイスピードな展開は初めてでした。
昨今のグライダー、パイロットの技術向上には目を見張るものがあります。


まだ初日が終わっただけです。残り10日間頑張ります。


2012 PWC Super Final in Colombia


2012PWCスーパーファイナルがコロンビアのRoldanilloで開催されます。
この時期安定した天候が続き、チャンピオンシップには最高のコンディションとなります。


大きな谷に沿って、1500mのなだらかな山並みが続き、大陸特有のダイナミックな風が吹くこのエリアは、コンペティターだけでなく、世界中からXCフライトを楽しむパイロットが訪れています。


山と平野がミックスされたテクニカルなタスクが予想されます。JPAからは宮田、大澤、廣川が参戦します。ご声援よろしくお願いします。


2012四国三郎 Japan Cup 3日目

10月26日(日)
移動性高気圧に覆われ絶好のコンディションが期待されます。早朝、昨晩の放射冷却により、吉野川には冷たい空気による低い雲海に覆われていましたが、徐々にクリアーになってきました。やっとの青空に選手も期待大!気合を入れてテイクオフへGO!


早速、ウインドテクニシャンはテイクオフ前で+100mでソアリングを始めました。予想サーマルトップは1300m。しかし、吉野川バレーにたまった湿った空気は強い逆転層となり、なかなかブレークしません。


完全にブレークすることを待つと、サーマルタイムは短くなるばかり・・・。タスクコミティはこのエリアとしてはミニマムタスクとなる52.6kmのエラップスレースを設定。


コンディションがピークとなる前にウィンドウオープンとし、空中でコンディションの好天を待つことに!11:30のウインドウオープンと共に、渋い中選手は次々とテイクオフ。


渋いながら、12:30のデパーチャーオープン時間にはほとんどの選手がファーストパイロンの紅葉温泉に向かって一斉にスタート。レーススタートです。


前半に集団を抜け出た、宮田、竹尾、稲見の3選手を1サーマル遅れセカンド集団が追走する形でレースは進みます。

トップ3名の抜きつ抜かれつのレースは、さらに加速。リーグ最終タスクに相応しいスピードレースが展開されました。サーマルトップは1300mまで押し上げられたものの、高気圧の動きは予想より遅れ、沈降性逆転層のせいかサーマル活動は中々活発化しません。


終盤に向かうにつれ、コンディションは風下側の西斜面しかサーマルは働かなくなり、サバイバルレースの展開。低く勝負に出た、稲見選手は最終パイロンで無念のランディング。年間チャンピオンの逃します。

15:00になり、吉野川に沿った海風成分を持つ東風が流入、下層は風が強まり厳しいコンディションとなります。そして、最終レグまで勝負はもつれました。下層の東風に逆らうように真っ直ぐ三頭山に戻った竹尾選手。低い高度の東風を避けるため、高く山回りでテイクオフへ周りこんだ宮田選手。さあ最後の勝負!

最終パイロンを先に取ったのは、テイクオフ前にギリギリ回り込んだ宮田選手。低く真っ直ぐ突っ込んだ竹尾選手は、強い風に阻まれています。勝利を確信した宮田選手でしたが、ギリギリの高度で下から最終パイロンをゲットした竹尾選手は、すかさずフルスピードでファイナルグライドに入っていたのです。


宮田選手もすかさずフルスピードで追いかけますが、竹尾選手は低い高度の強い東風バレーウインドに乗って対地スピードは70km/hを超えています。その差は縮まらず、ファーストゴールは竹尾選手。宮田選手は10秒遅れの2位。低く突っ込んだ竹尾選手の気迫に軍配が上がったのでした。


15:00を過ぎるとサーマルコンディションは終了。セカンド集団はタイムアップ。強い東風により、最終パイロンにたどり着くことはできませんでした。女子優勝は水沼選手。総合でも6位と素晴らしいフライトです。


2012年年間リーグランキングも決定。2012年総合優勝は広島県の高杉選手。女子は水沼選手が貫録の1位。おめでとうございました。


2012年リーグ戦もこれで無事終了となりました。選手の皆様、大会スタッフの皆様お疲れ様でした。ありがとうございます。


2013年もJPAリーグ戦も盛り上げていきましょう!皆さんの挑戦をお待ちしております。


2012 四国三郎 JapanCup 2日目

10月24日(土)
昨夜まで降り続いた雨は止みましたが、ドンよりと曇りの朝です。天気予報では午後に日差しが出る予報もあります。10時までウェイティングし、テイクオフの風状況を確認しながら送迎スタートのタイミングを待ちます。


北東風が弱まったとの情報から、選手はテイクオフへ移動開始!日差しが出るのをひたすら待ちます。

タスクコミティはミニマムタスクを用意。北の瀬戸内側から晴れてくる予報を信じて、高松市のライブカメラを常時チェック。晴間を信じてひたすら待ちます。


13時になっても好転する気配はなく、競技委員長はキャンセルを決定。フリーフライトとなり、選手は本部の四国三郎までフライダウンとなりました。約5.5kmのぶっ飛びですが、高度差700mは飛びごたえがあります。しかし、昨今のグライダーは良く飛びます。10年前だと届かなかったのに・・・。グライダーの進歩は凄い。皆さん100m以上の高度を余して余裕で届いていました。

さあこれで、明日のファイナルグライドのシュミレーションは完璧です。最終日の好天が期待されます。

ランディング後、大会本部では温かい郷土料理「蕎麦米雑炊」が振る舞われました。冷え切った選手の体を心から温めてくれました。素朴な味に感動です。ごちそう様でした。美味しかったです。


宇都宮OpenCup 2012 大会レポート 11月11日

朝の受付開始頃までは青空が見えていたものの、夕方は雨になる予報。受付終了後テイクオフに上がってウェイティングしましたが時間とともに雲が張り出し、その後タスクを行えるほどのコンディションが整わない為、12:00にはタスクキャンセルとなり、選手の皆さんは穏やかな空をフライダウンしていきました。

そして、昨日の結果がそのまま大会結果となり、各クラス優勝はオープンクラスは藤川選手、N2クラスは隅選手、N2女子は小森選手、EN-Cクラス鈴村選手。チャレンジクラスは関口選手(EN-Bクラスでも優勝)、女子は中村選手でした。皆様おめでとうございます。


表彰式では、大会入賞者に続き、2012年のN2リーグ・チャレンジリーグの年間優勝者の表彰が行われました。表彰式では皆さんの笑顔を見ることができ、大変嬉しく、疲れも吹き飛びました。


表彰式が終わっていろいろな備品の撤収が完了したころに雨がぽつり。で、実は翌日もまた大会備品の最終撤収を行っている間は雨がやんでいてくれて、終了したころにまた雨が降り出す、というタイミングで、今回の大会はホントに天候に恵まれ「奇跡の成立」と実感した瞬間でした。

天候・選手・スタッフとすべてがそろわないと大会成立はありえません。参加された選手の皆様、大会運営にご協力いただきましたスタッフの皆様、地元関係者の皆様、JPA競技事業部の皆様、本当にどうもありがとうございました。おかげで宇都宮の大会成立記録がさらにのびてしまいました。
また来年もよろしくお願いいたします!
実行委員長 水沼 典子