デサントバードマンカップ 獅子吼2011

開催地 : 石川県白山市獅子吼高原エリア
主催:第30回デサントバードマンカップ獅子吼2011実行委員会
協賛:株式会社デサント キリンビール株式会社 日本施設株式会社(パーク獅子吼・スカイ獅子吼)
後援:白山市・獅子吼高原スカイレジャーエリア運営協議会 北陸中日新聞社


<プロローグ>
今年で30回目を迎えるデサントバードマンカップ(パラの大会としては5回目)は3月の震災の影響で各大会の開催が見送られ、N2リーグとしては今シーズ初戦、チャレンジリーグとしてはゴールデンウィークの白鷹に続いて2戦目となる。前日から気合の入った選手も現地入りするも、日本の南海上に梅雨のような前線が横たわり台風2号までも発生しエリアは日射も無く午後からは雨も降り出した。しかし、大会スタッフは選手の皆さんをお迎えすべく準備を進めました。

<5月28日>
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大会初日の朝、昨日からの雨も上がり続々と選手が集まってきました。予報では午後から雨が降り出しそうですが、何とか午前中はもちそうです。当初の予定通りテイクオフでの開会式が行われました。2011-05-28 09.36.21
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開会式が終わった頃は雲海に覆われていたエリアも徐々に隙間が広がりフリーフライトが行われました。ランディング場では山頂レストランのシェフ自慢の「震災応援カレー」を販売。1皿200円で21,900円が集まり、それに実行委員会より同額の寄付を合わせて43,800円をJPAを通じて義援金として送りました。
午後からは会場を白山青年の家の研修室に移し、鈴村氏のセミナー『スコアリングシステムについて』が行われ、選手の皆さんも大いに勉強になったのではないでしょうか?
続いて今年の夏に行われる『X-Alps』に出場する扇澤氏の壮行会が行われ盛り上がりました。
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3時過ぎからフリータイムとなり、金沢の町に出掛けたり、温泉へ行ったりと各自時間を有効に使われたようです。
夕方からは鶴来の町の中心にあるレッツホールでウェルカムパーティーが開催されメインスポンサーのデサント社の豪華商品を賭けたじゃんけん大会・大道芸人「あまる」によるジャグリングや選手との二人芝居で大いに盛り上がった。2011-05-28 18.39.472011-05-28 18.59.18



<5月29日>
前日午後からの雨は降り続き、早々にキャンセルとなり、9時30分からパーク獅子吼にて閉会式が行われ、用意していた山のような賞品(デサント社のスポーツウェア、2011年度のリーグ戦出場権(目録)等々、盛り沢山)はくじ引きにより全員に配られた。
また、地元鶴来の特産品詰め合わせは紺清美智子スカイ獅子吼支配人より、全員のじゃんけんで6名に進呈、残るSUUNTO腕時計1個は、扇澤競技委員長に勝った小林一郎選手が最後にGETした。

30回目を迎えるデサントバードマンカップが悪天候により成立できなかったのは残念であったが、来年も変わりなく開催してくれる事をデサント社の砂川様に約束していただきました。沢山の賞品を用意してお待ちしてます。

今回、大会開催にご協力頂いたスポンサー各社様をはじめ、いつも選手を暖かく迎えてくれるスタッフの皆さんに感謝するとともに、また来年もこの地に集い熱い戦いを繰り広げる事を誓います。


p.s.
大会レポートの掲載が遅くなりました事をお詫びします。


5月21日

大会7日目、閉会式:レポート青木翼

いよいよ最終日ですが朝からあいにくの雨模様。
当然競技はキャンセルとなってしましました。

この結果、優勝はアメリカのジャックブラウン選手。
ジャック

水沼選手はアジア女子3位。
水沼選手



そして、アジア・オセアニアチャンピオンには宮田選手が見事輝きました。
宮田選手アジア1位

今回のワールドカップは日本や韓国はもちろん、イラン、インド、タイ、マレーシア、インドネシア、中国、台湾とアジア圏から参加しました。
これほどアジアからの参戦があったのは初めてだそうです。
これからのアジアパラグライダー界の発展が楽しみです。

今大会はタスク2本と成立が少なく残念でしたがこれからヨーロッパラウンドが始まります。
JPA選手も数名出場する予定ですので応援よろしくお願いします。
記念撮影


5月20日

大会6日目:レポート青木翼

韓国に来て初めて曇天の朝です。
テイクオフに上がってウェイティングしますが雨がぱらついてタスクはキャンセルされました。

その後雨はあがったのでJPA選手たちはフリーフライト。
曇天フライト

しばらく飛んでいると雷が鳴り出し雨も降ってきたので本日のフライトは終了です。

競技日はあと一日。
天気予報が良くないだけに奇跡的な好転を願っています。


5月19日

大会5日目:レポート青木翼

今日も天気は良いのですが強風予報です。
ただ、昨日も強風予報でタスクが出来ただけに期待してテイクオフに上がります。

朝方は風が強く飛べる感じでは無かったのですが昼頃に風は徐々に弱まっていきます。
しかし、ダミーが全く上がらず14時ごろまでウェイティングしようやくタスクが決定。

15:00スタートのエラップスタイムレースで僕も含め数機テイクオフしますがレベル3の無線でタスクキャンセルとなりました。
僕としてはタスクが出来るコンディションだっただけに残念です。

JPA選手たちはもう一度テイクオフに上がりフリーフライトを楽しみました。
夕日フライト


5月18日

大会4日目:レポート青木翼

この日の予報は南風強風で競技をするには厳しい予報でした。
テイクオフに上がるとやはり南風の強風で長い時間ウェイティング。

ところが昼ごろ、薄い高層雲が張り出し風が落ち始めたのです。
どうやらエリアの外は強風なのですがここだけ風が淀んでいるようでです。

タスクはエリア内を使った52.8kmのエラップスタイムレース。
ゲートオープン13:00、スタート14:00でした。
T3テイクオフ

空中待機中は上限1600m程の空域に選手がひしめき合います。
この迫力に感動してしましました。
スタート前

スタート時刻が来るとさらに高層が張り出しエリアは渋くなりランディングほ余儀なくされた選手も多数いました。
そんな中、粘りの飛びをした宮田選手がゴール。
宮田選手はまだまだ表彰台のチャンスは十分にあります。
後半戦はこれからです。