2010PWCスーパーファイナルinトルコ

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プロローグ





2010年PWCのスーパーファイナルはトルコ、パムッカレで行われます。世界遺産で知られる石灰棚や古代遺跡があるこの場所で、フライトできるだけでも感動です。


JPAからスーパーファイナルのセレクションメンバーは扇澤、宮田、長嶋、大澤、水沼、の昨年参加したメンバーに加えて、植田信吾、高杉信吾、増子知美の合計8人です。スーパーファイナルに出られることを大変うれしく思うとともに、スーパーファイナルへ出れる環境を作っていただきました競技事業部様や大会関係者様、選手やパイロットの皆さまに感謝の感でいっぱいです。本当にありがとうございます。


ここパムッカレは上空から見ると平坦なのですが、起伏がある地形です。石灰棚があるくらいで地面全体が白く乾燥しています。ランディング付近の標高は300~400mでテイクオフは700mと、そのテイクオフの後ろにある高い台地の上にある1700mの2か所あります。高いテイクオフは低いテイクオフは逆転層に覆われていることが多く非常に渋いコンディションとなるのですが、高いテイクオフからですとサーマルトップが3000mを超えるバンバンのコンディションとなります。


PWCスーパーファイナルの名にふさわしい難しいテクニカルのタスクからロングタスクまで、さまざまなタスクが組まれるでしょう。私たち8人は、持っているすべての力を出せるよう、集中して望みたいと思います。どうぞ皆様の温かいご声援をよろしくお願いいたします。


大会3日目

立山らいちょうバレーカップは最終日も朝から雨となり、午前10時をもってキャンセルが発表され全日程を終了しました。


その結果、初日に成立したタスク成績により表彰式が行われました。


詳細は後日リポートいたします。


大会2日目

12時過ぎ、雨雲の接近によりキャンセル


全員ランディングに向けてぶっ飛び。


立山らいちょうバレーカップ

一日目 結果


ナショナルリーグ


 44.6km ゴール者なし


 1位 浅沼・廣川


 3位 小林・青木・伊藤・塚本


チャレンジクラス


 26.2km ゴール者なし


 1位 志水・中島


 3位 山本・土屋


2010年 JPA選手育成基金 プレPWCアメリカ参戦報告 廣川靖晃選手

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8月30日から9月5日まで、アメリカのアイダホ州にあるサンバレーで開催されたプレワールドカップに参戦してきました。


 大会7日間の期間中、なかかなか天候に恵まれず成立タスクは2本となりました。しかし、タスクはそれぞれ74km、108kmのロングタスクが成立し、アメリカの広大な大地の上を長時間に渡ってフライトし両タスク共にゴールする事が出来ました。


 初めての海外大会で、単独での参加だっため参加前には不安でいっぱいでしたが、スタッフや参加選手たちは皆フレンドリーで、英語のわからない私を親切にサポートしてくれて、現地についてからは、不安なくレースに集中する事が出来ました。


 日本では決して経験できない、地形、気象、高度の中を飛ぶ事が出来、本当によい経験をつむ事ができました。特に高度についてはテイクオフの高度が2700mと高く酸素が薄いためちょっと用意したり、ザックを担いて歩くだけで息苦しくなるような環境で集中力を保つのが大変でした。テイクオフすれば当然さらに高度を上げる事になり、常に呼吸を意識して飛ぶという日本ではありえない経験が出来ました。上空では集中力を保つために、水分補給などと合わせて、深く呼吸して酸素をしっかり取り入れるように心がけました。


 フライトに関しては日本での練習通り満足の行くフライトが出来ました。トップ選手にはかないませんでしたが、現在の自分の持っている能力は全て出しきってレースを行うことが出来たと満足しています。


 参加選手に関しても、ワールドレベルの選手が多数出場しており、彼らと一緒に飛ぶことはとても刺激になりました。センタリングからトランジットへ移行するタイミングの見極め、フライトコースの選定、サーマルポイントの発見など、彼らは私にはない高い能力を持ってフライトを組み立てていました。上位選手達のフライトを間近に見ることで自分には何が足りないのか、これから何が必要なのか、把握することが出来て今後の課題とする事が出来ました。


 選手は、日本から単独で参加している私にとてもフレンドリーに接してくれて、地上でも沢山コミュニケーションを取ることが出来て色々な情報交換をすることが出来ました。もっと英語を話すことが出来ればさらに楽しく過ごすことが出来たんだろうと思うと私の英語力のなさが残念でした。


 今回の大会に参加によって非常に大きなスキルアップが実感できました。これは、大会当日の経験はもちろんの事、参加するために準備したり練習したり考えたり、大会前にこーちしてもらったりと言った大会前後の経験にるものと思います。


 選手育成基金のよって、今回の機会を頂いたJPAの皆さんには感謝でいっぱいです。今回の経験をたくさんの人に伝えて、パラグライダー競技全体のレベルアップが出来ればと思っています。ありがとうございました。