8月30日~9月5日にて、開催されるプレワールドカップ アメリカに、
廣川靖晃選手(浜名湖パラグライダースクール所属)が参加します。
競技事業部にて協議の上、選手育成基金を適用し、渡航費等を援助させていただくこととなりました。
来シーズンのワールドカップ参戦権を是非とも獲得して帰ってきてほしいところです。廣川選手の活躍に乞うご期待です!
<戦歴>
2009年 JPA PCL デサントバードマンカップチャレンジクラス 優勝
2009年 JPA PCL 高嶺カップチャレンジクラス 優勝
2010年 JPA PCL COOスプリングカップ シリアルクラス優勝
2010年 JPA PCL デサントバードマンカップ シリアルクラス優勝
<大会参加への意気込み>
三年ほど前から浜名湖パラグライダースクールでパラグライダーを初め、去年からJPAの大会に参加しています。大会に参加するようになって、普段のフライトも常に課題を持って飛ぶように成り、自分の成長をヒシヒシと感じられるようになって充実した毎日を過ごせるように成りました。
しかし、大会ではどんなに頑張っても追いつけない先輩たちが沢山いて「どうしたら彼らに追いつけるのだろうか?彼らと私の違いはなんなんだろう?」といつも悩んでいました。
そんな折、去年の中国、韓国のPWCに参加したメンバーや今年のイタリア・アメリカのPWCに参加したメンバー達の、スキルアップ・モチベーションの高さを目の当たりにして驚きました。
選手育成基金のお声を掛けて頂いた時、「これだ!私も行かなければならない。」と参加を決意しました。大会では吸収できるものは全て吸収しスキルアップにつなげていきたいと思っています。
開催地:山形県白鷹町白鷹スカイパーク
主催:トントンとんびPGスクール
レポート:吉田 功
<プロローグ>
安比オープンカップに続き東北で行われる白鷹オープンカップ、昨年は5月のゴールデンウィークに開催した白鷹では二日ともゴール者続出!すばらしい大会となりました。
今年のナショナルリーグ、オールジャパン白鷹は三日間不成立と残念な結果となってしまいました。そんな悔しさもありナショナルの上位メンバーも参加してくれ,、このチャレンジリーグ白鷹では71名の選手にエントリーしていただきました。
<7月31日(土)>
白鷹では毎大会お世話になっている「まぁどんな会」の朝食で白鷹大会は始まります。
初日の天候は曇り、日差しも少し差し込みますが雲低も低く厚い雲と強い西風が止みそうにありません。選手は受付後、テイクオフに上がらず食堂で開会式が行われました。ブリーフィング後、ベーシックセミナーが行われ、講師の長島さんによる「気象講座」、選手の皆さんは真剣に聞いていました。
続いてワールドカップに出場した宮田歩さん、村上恭子さんの大会報告をしてもらいました。アメリカワールドカップに出場した宮田さんは、1日だけ風が強くて飛べない日以外は毎日100kmを越すビックタスクが組まれたそうです(帰ってくるのも大変です)。ダストデビル(サーマル)を見て高度を獲得するなどサーマルトリガー(熱上昇発生場)が見えるなんて流石アメリカです!選手育成基金でイタリアワールドカップに出場した村上選手はイタリアでの経験をこれから生かしていきたい、ワールドカップは楽しかったと話してくれました。
風もやや落ちた12時前に選手はテイクオフへ、まだ西風強くウェイティング、そんな中、ナショナル上位陣の長島さん、正木さん、松原さんにダミーフライトとをしていただきました(皆さん選手なのにありがとうございました)。ダミーフライトしてくれた3人がテイクオフに上がってしばらくしてオープンクラスのタスクが発表され13時50分ウィンドオープン、オープンクラスのほとんどの選手がテイクオフしましたがコンペ機でも対地速度が一ケタになるほどの強風に、その後、風速がさらに上がってしまいタスクストップ!飛んだ選手は全員無事ランディング、チャレンジクラスはキャンセルとなってしまいました。
<8月1日(日)>
まだ雲が多めの朝、まずは腹ごしらえ「まぁどんな会」の朝食で選手達はパワー充電!ヤル気がでます!受付後テイクオフへ、昨日よりは風が収まるも3~4m、南風と西風が強くなるのを警戒してオープン、チャレンジとも北方面にはパイロンを取らない南西側だけを使ったトライアングルタスクが組まれました。
10時40分チャレンジクラスウィンドオープン、15.2kmのテイクオフを起点に小さいトライアングルタスク、時間を開けて12時15分オープンクラスウィンドオープン、22.7kmのチャレンジより一回り大きいタスクで スタート!レースは山のリッジとサーマルを使って展開、風の強弱がありランディングする選手が続出、諦めずリフライトした選手も山から離れたパイロンを取りに走った先にサーマルが無く遭えなく撃沈する。そんなコンディションの中、世界の長島選手は粘りの飛びを見せるもゴールには届かず、オープンクラスはゴール者なし!チャレンジは野村和宏選手が唯一ゴール!難しいコンディションでしたがゴール者がでたのはなによりうれしいことです!
結果
オープンクラス総合 1位 長島信一選手 2位 窪島和明選手 3位三輪茂之選手
チャレンジクラス総合 1位 野村和宏選手 2位 宮手裕子選手 2位宇野登茂子選手
でした。
予報では朝から晴れでしたが、雲量は多め。風は弱く、フライトは問題なしです。テイクオフにて日照が出るのを待ちます。曇りながら気温減率はよく、ダミーはソアリングを開始。
10:40先にチャレンジクラスからスタート。15.1kmのエラップスタイムレースです。しかし、全員がテイクオフした後、コンディションは弱くなり、全員がランディング・・・。急いでリフライトに上がります。
12:10にはオープンクラスも22.6kmのエラップスタイムレースでスタート。高層雲は中々とれず、これまた全員がランディング。14:00には待望の晴れ間がやってきました。
先行するのはイタリア帰りの村上恭子選手。正木選手、松原選手も続きますが、10kmで無念のランディング。
後発組はコンディションが好転し、さらに距離を伸ばします。トップは長嶋選手。2位は窪島選手です。チャレンジは野村選手が見事ゴール!おめでとうございました。
詳しくは後日。
朝から強めの風が吹き込み、8時からの受付の後は長島さんのセミナーとPWCイタリア・アメリカの報告会が行われた。
お昼を済ませ、13時からテイクオフへの送迎を開始。
オープンクラス 23km、チャレンジクラス 10km が組まれ13時50分オープンクラスからウィンドオープン。
序盤は大会常連組が引っ張る感じに見えたが、風速アップにより14時54分タスクストップ。
全員無事にランディングした。
結果は後ほど。