となみ野オープンカップ2022


レポート 大会競技委員長:則島俊作

 2022年10月8~10日 となみ野オープンカップ。となみ野で初めてJPAナショナルリーグを開催してから、今回の大会開催まで早いもので15年が経っていました。しかし、今回も新型コロナ感染症パンデミックにより、2020年から2年間の中止を余儀なくされ非常に残念な中、今年やっと開催することが出来ました。

全国遠くからお越しになった選手の皆さんに、砺波平野でのパラレースを思う存分楽しんでいただきたかったのですが、悪い天気は何ともならず、3日間全てキャンセルとなってしまいました。選手の皆様には最高のフライトを楽しんでもらえるよう準備してきたのですが、残念でした。前週の、これ以上ない天候で開催された八方大会を私は見ていたので、何とも言えない気持ちでした。そんな中でも、初日の受付には沢山の選手の皆さんが並ばれた時は、本当に嬉しく涙が出そうになりました。

DAY1

となみ野の山々は低い雲に隠れ、上空900mでは8mの北東の風が吹いているとの予報。TOに上がる事もなくキャンセル。体育館にて北陸電力・関西電力の方の高圧線上でのフライト注意、事故になった時の注意点などの説明をしてもらいました。エリアからも、フライトできた時の「もし・だったら」の説明をさせてもらいました。JPAの大会開催指導では、フライト出来ない時は何かゲームを、と有りましたが、解散としました。皆さんには地元のグルメ・観光地を楽しんでもらえたかと思います。本当は飛んでもらうのが一番ですが!!


開会式

大会実行委員長

ご来賓

北陸電力送配電様

受付

トロフィー

DAY2

となみ野の山々は何とかTOまで見えていますが、北東の風3m~4mの予報でした。このような予報が出た日は、となみ野エリアの風は1m~2m北北東から北風の日が多くフライトは出来るので、受付後選手の皆さんにはTOへ上がってもらいました。しかし平野にも山にも日射は出ず、レースの出来るような天候にはならず、今日もキャンセルとなりました。選手の皆さんには距離4.1Km牧草地理休LDまでのエリアオープン。せめてものフリーフライト。

晴れた飛べる日にしかTOに上がって草刈りや整備をしなかったので、雨上がりの汚れた人工芝が、乾いていない時にあれほど滑るようになっているとは思いませんでした。2年前に高圧洗浄機で清掃したのですが、今年の夏以後、天気の悪い雨の日が多かったため滑って危ない感じになっていました。選手の皆さんにはTOの管理不備に不安を持たせたのではないかと思います。申し訳ありませんでした。

最終日の予報は北東の風、朝から昼にかけ雨予報。東京オリンピックの開催日。1年で1番晴れの日が多いデータのある日ですが、残念な予報であり3日目もキャンセルと選手の皆さんにアナウンスとなりました。

本当に残念ながら、3日間すべてのパラグライダーフライト競技がキャンセル、閉会式となりました。機会があれば是非またとなみ野に飛びに来ていただきたいと思います。よろしくお願いします。ありがとうございました。


競技委員長

フリーフライト

テイクオフ

理休ランディング

集合写真