2012 PWC USA Task3

昨晩の帰宅は何と朝の2:30。それでも8:30のブリーフィングには集合です。さすがのスタッフもお疲れ顔でした。ありがとうございました。

さて、晴れてはいるのですが、上空には湿った空気の進入を示す、乱層雲が・・・。今日はサンダーストームが50%の確率で発生する予報。昨日の疲れもあり、9:00にはタスクキャンセルが発表されました。

レストデイとなった今日、我々JPAチーム最初の仕事はパンク修理です。廣川さんはガソリンスタンドでのバイト経験を生かし、手際よくパンクを修理していきます。隠れた才能にびっくり!


午後からは近くの温泉にゆっくり浸かり、昨日の疲れを癒すことができました。夕食は趣向を変えて、魚介メニュー。サーモンとムール貝でパワーを蓄えました。皆さん料理上手です。合宿生活も手際よくチームワークバッチリです。


明日から天候は回復。体力勝負は続きます。


2012 PWC USA Task2

report by Ozawa
昨日降った雨のおかげか、空はクリアに晴れ渡っています。いいタスクができそうです。
速いタイミングでテイクオフに到着しゲートそばにセッテイィングし、ゲートオープンと同時に速くテイクオフできるように準備をします。


タスクが発表されました。なんと198km!西風に乗って東へ流していくタスクです。ウインドウオープンタイムは11:30、エアースタートは1:15後の12:45。198kmもあるものですから飛ばしすぎず、でも、遅くなると198kmゴールには間に合わないので出来る限り急がなければなりません。平均時速40km/hで行っても5時間かかる計算になります。長時間フライトの備え準備完了。いよいよテイクオフです。


ウインドウオープンからすぐにJPAチームは速めに出て1時間以上の空中待機です。エアースタートまでウォーミングアップといったとことでしょう。12:45、雲底近くからまずまずのスタートです。


すぐにコースが二つに分かれ、最短コースを竹尾選手がトップ集団と競り合いながら進みます。大澤選手、宮田選手、正木選手も続々と続きます。


中盤に入ってトップグループからワンサーマル遅れて大澤選手が着いていきます。時間は16時を回っています。急がないとゴールには間に合いません。ラスト50km手前で雲底までしっかりと上げてグライディング。大澤選手はトップ集団に追いつきますがゴールまで届くにはあとワンサーマルが欲しい!ゆっくりとサーマルを探しながら進みます。ですが、サーマルはもう終わっている感じです。シンクのないラインを選んで距離を稼いだ選手が176kmでトップでした。


大澤選手は14位で171km、宮田選手166km、正木選手159km、竹尾157kmとまずまずの距離をフライトできました。


やっぱり回収は時間がかかり、最後の選手が返ってきたのは日付の変わった、朝2時でした。


2012 PWC USA TASK1

いよいよワールドカップアメリカ開幕です。初日の今日は、ここSunvalleyに来て初めての曇りです。天気予報では晴れのちところによって雷雨。大気はとっても不安定でサンダーストームの危険性があります。


タスクコミッティは、エリアから北東へ50km行った後、10km戻るショートタスクを発表。タスク終了時間は早めの18:00。何とかサンダーストームになる前に安全に終了させたいつもりです。

今日のテイクオフ周辺はとってもクリアー!北風ベースだと山火事の煙がエリアに入ってこないためスッキリ。そして気温減率も大きく、スタート前のテイクオフ上空で4500mまで上がり一斉スタートに備えます。


前半から宮田、大澤、正木はトップ集団下良いポジションで進みます。レース中盤ぐらいから、コース周辺の雲はかなり発達し、雲底ではところどころアラレが降り始めました。最初のターンポイントへの平野部に出る前で、トップ集団はフルスピードで積乱雲をパス!さあ残りファイナルグライドのみとなったころ、後発集団は積乱雲にコースを遮られ、レベル3のコールを始めます。


そして、やはり、タスクキャンセル・・・。4800mの雲底からスパイラルで一気にセーフティランディング。もう少しでゴールだっただけに残念でした。帰り道のりではガスト強風、雨も降り始め選手はやっぱり納得のタスクキャンセルとなりました。



明日は絶好の天気予報です。明日は間違いなくサーマルトップ5000mを超えるでしょう。酸素ボンベの調節をしっかりして飛びます。



2012 PWC USA 練習日

アイダホ州は記録的な大山火事に見舞われ、ここSanvalley周辺も山火事に囲まれて大変なことになっています。エリア周辺は煙で霞んでいて、5km先が良く見えません・・・。
サーマルも煙粒子に熱を奪われてか、早い時間低い谷底は全く上がりません・・・。


それでも2日間の練習日が終わりましたが、初日は5400m。2日目は5000mまで上昇した選手がいました。我々も念のために酸素ボンベをレンタルし、高所に備えました。


食事は自炊です。初日はやっぱりステーキ!気合を入れすぎ食べ過ぎたので、今日は押さえてパスタ!正木シェフが腕を振るいました。


JPAチームはチームワークも良く、調整終了。後は大会開始を待つのみです。


2012 PWC USA プロローグ

2012年PWCシリーズも最終戦。アメリカステージがUSAアイダホ州Sun valleyで始まります。Sunvalleyはロッキー山脈の南の端に位置しているスキーリゾートで、東へ300kmも行くと有名なイエローストーン国立公園があります。町の標高は2200mもあり、テイクオフのあるBaldMountainは何と2800mです。



今朝の気温は6度まで冷え込み!そして日中は最高気温31まで上がりました。何と気温差25度もあります。おかげでサーマルトップは5000mを軽く凌駕するとのことですが、地元のパイロットは酸素ボンベを携帯して飛ぶようです。

到着して初日は、テイクオフ周辺に発生した山火事の消火活動のため、ヘリコプターが飛び回りフライトは自粛。


かつて経験したことのないハードなコンディションになることは間違いありません。体力勝負となりそうな過酷なステージですが、集中して臨みます。


JPAチームは宮田、正木(AirparkCoo)、廣川(浜名湖PGS)、竹尾、大澤(Birds)が参戦します。ご期待ください。