レポート:大澤 行英
天候は良く、風も弱そうです。
主催者は大きなタスクをやると朝から張りきっています。
朝の集合時間が告げられることはなかったですが、大体10時ごろに集まって、大型バスが到着して、そして全員がテイクオフへ・・・。
テイクオフの風はやや強めでしたが、132kmのレーストゥゴールが組まれました。
ゲートオープン13時00分エアースタート時間14時00分。
最初はテイクオフの南のスタートシリンダーに入り次に北上。
Torempのまちに向かい、東へ38km、また西のTorempに戻って今度は東に20kmの町をとって北へゴールです。
JPAチーム大澤、伊藤、正木、青木の4名はゲートオープンとともに全員テイクオフ。
最初のサーマルは渋く2200mまでしか上がらず、エアースタートまでの1時間がとても長く感じました。
アクセルと踏むことなく探り合いです。
しかし、いざエアースタート時刻になるとスピーディーに展開していきます。

最初の難関はTorempの町でサーマルがなく低い位置で我慢のセンタリングです。
弱いサーマルにしびれを切らしてしまわぬように我慢の時間です。
しかし、青木と正木は無念のランディング。
なんとか第一関門を切り抜けた大澤と伊藤は東へ38kmの先へと向かいます。
その山の途中には切り立った岸壁やキノコのように立っている岩があり、サーマルもその見た目通りの強烈です。その上風が吹き抜けている場所にはまらないように注意が必要です。
一番東のターンポイントを取った後は比較的サーマルが続いており、残り50kmからトップ争いのデッドヒートが始まります。
今までのフライトでもアクセルを踏んで足が疲れているのに、さらに2段目、3段目と踏みこんで、足の疲れとアクセル使用中に潰さないためのコントロールで疲労しているはずですが、最後の力を出し切ります。
1位はYassenで断トツの速さを見せました。
大澤は3時間26分でゴールし34位、伊藤選手は健闘しましたが95kmを超えたところでタスククローズタイムとなってしまいました。

全員ゴールしたかったですが、2名のレスキューを投げた選手がいたほどサーマルが激しかったので、まず無事に終えることができてよかったと言えるでしょう。
いい経験できましたので次のタスクでは調子を上げていきますので、どうぞ皆様の温かいご声援をよろしくお願いいたします。
レポート:青木 翼
下記日程でPWCスペインが開催され、JPAからは大澤選手、正木選手、伊藤選手、青木の4名が参戦します。
8月20日 公式練習日・開会式
21日~26日 競技日
27日 競技日・閉会式
開催地スペイン・Agerエリアは過去に2度のPWCの開催されている有名なエリア。
どんなレースが展開されるのか非常に楽しみです。
そしてメキシコで開催されるスーパーファイナルの出場権を賭けた最後の戦い。
Live Trakingで観戦する事もできますので大会期間中は是非このブログと大会HPをチェックしてみてください。
http://www.paraglidingworldcup.org/
JPA選手達の応援よろしくお願いします!!
来る8月27日、28日に福井県勝山市にてN2リーグ、チャレンジリーグ併催のジャムリゾート・ サマーカップが開催されます。
実は今シーズンのN2/チャレンジリーグはいまだにタスク成立がない状況にあります。
勝山大会は2007年よりチャレンジリーグ系の開催にシフトしましたが、その後4年間すべて競技成立という高い大会成立確率を誇ります。なにぶん天気のことなので絶対的な保証は出来ませんが今年初のタスク成立を勝山でむかえるというのはいかがでしょうか。
07年 初日 35kmタスク→18名ゴール
二日目23kmタスク→1名ゴール
08年 オープンクラス 36kmタスク→23名ゴール
チャレンジクラス 26kmタスク→9名ゴール
09年 オープンクラス 20kmタスク→4名ゴール
チャレンジクラス 20kmタスク→1名ゴール
10年 オープンクラス 36kmタスク→1名ゴール
チャレンジクラス 25kmタスク→ゴール者なし
さらに今年はタスク設定を少しでも楽にとターンポイントを増やす予定です。
夏の終わりの休日をリゾート感覚一杯のスキージャム勝山で過ごしませんか?
現在、主催者サイドは準備を着々と進めているところです。
交流会のバーベキューの席予約、選手の皆さんの送迎用のレンタカー手配数など事前に参加者数の掌握が必要な事項も多々ございます。
エントリーを予定の皆様、なにとぞ早めのエントリー表明をお願い致します。
では、ジャムリゾート・サマーカップでお会いできることを楽しみにしております。
競技委員会
FAI 及びCIVIL 決定事項に対するJPA 競技規定改定のお知らせ
先の世界選手権において、2 名の選手が死亡すると言う事故が発生しました。また、レス
キューパラシュート開傘が多発し、結果として世界選手権は中止すると言う異常事態にな
りました。その後の調査において死亡事故を含め選手の搭乗している機体が2 ライナー機
であったことから、FAI 及びCIVIL は以下の決定を下しています。
・オープンクラスのコンペ機(セクション7B で規定されている)のカテゴリー1 大会参
加を中止する(期限なし)
・カテゴリー2 大会でも、それに準拠することを要望する
既に各国ではこの件に関して検討されており、ドイツ、イタリア、スペイン、韓国では国内リーグにおいても上記決定を受け入れると言う結論を出したとのことです。
JPA においても、この決定に対する対応策として、2011年シーズン途中ですが、以下のルール改正を行います。
1.ルール改定の主旨
2011 年7 月に開催されたパラグライダー世界選手権におい2 名の選手が死亡、その事
故原因が機体(2 ライナー機)と言う決定が下され、今後の大会において「ラインの荷
重試験のみで正式な認証(正式な認証とは、EN のカテゴリーA~D に該当)を持たな
い機体の参加を禁止する決定をFAI・CIVIL が行ったことにより、競技会における今後
の方向性が決定されてしまったことによります。これには、機体だけの単純な問題に留
まらず、保険の有効性や主催者への運営責任など多岐にわたる問題が内包されているこ
とから今回の改定に至りました。
2. 当面の暫定対策
既に事態が動いていることから、シーズン途中ではありますがルールブックの以下を改
定し、そのルールを8 月10 日から適用することとします。
※8 月27,28日開催のジャムリゾート・サマーカップから適用されます。
ルールブック1.4 使用グライダー
・DHV2 以上orCEN(C)以上orAFNOR パフォーマンス以上
この規定に以下の文言を追加する。
ただし、機体の構成ラインが3 列(A、B、C、ブレークコード)以上の機体でなけ
ればならない。
JPA 競技事業部としては、現在のナショナルリーグの運営を「PWC に準拠」すること
が既に規定されていますので、正式なJPA2012年ルールの変更は8月に行われるPWC総会においての決定を待って追随する形となります。全てにおいて「認証」を持たない機体を排除するのか、2 ライナー機のみを排除するのかは議論の分かれる所だと思いますが、PWC の決定を待ったうえで結論を出したいと思います。
選手の皆様のご理解とご協力をよろしくお願いします。