8月25日 大会5日目

今日も朝から快晴の朝です。
発表されたタスクは90.4km、Goal to Race.

スタートまでの待機は雲底に選手がひしめき合います。

そしてスタート時刻が来ると選手は一斉にグライドしていきます。
海外選手のスピードに圧倒されながらも今日こそはゴールしなければと必死に飛ばします。

やや低くなって上げ遅れる場面がありましたが4本目にしてようやくGoal。
ゴールライン

そしてJPA選手たち全員ゴール出来ました!
翼ゴール
正木選手ゴール


全員ゴール!!

僕にとって初めてのヨーロッパフライト、断崖絶壁、様々な地形、ハイスピードな海外選手、ほんとに貴重な経験をさせてもらっています!

大会はあと2日、いい飛びをして気持ちよく帰国したいです!!


PWCAger タスク3

レポート:大澤行英

 天気予報によると寒気が入り夕方遅くは大気が不安定だということから、ショートタスクが設定されました。ショートタスクといってもパイロン間の距離は86km、シリンダーサイズが2キロなので実際の距離は68kmです。
 テイクオフも12時30分といつもよりも早め。エアースタートは+1時間です。
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 タスク内容はテイクオフ前のB44を取り、15km先のB30とタスク1と2と同じです。そのあと、15kmほど西へ初めて使うB26、そして32km東側のB25を取った後は小さくぐるっとB29を経由し初日にも利用したA12川沿いにあるゴールです。初日同様8kmのタイムセクションシリンダーが安全のために作られています。
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 全体的に雲が多いコンディションでエアースタートまでは渋かったですが、裏側に流した後は比較的サーマルが活発に働いていました。大きく育った雲底につき2000mくらいの高度でB30→B26とクリアーした後は、東へ32キロ先のパイロンです。風上側の平野を通るコースと風下からの小山が続くコースに分かれました。平野側を飛んだ方が正解で、大澤選手が7番目でゴールしました。
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タスク2

レポート:正木 晋


今日も朝から快晴です。
良いタスクが出来そうです。

しかし、テイクオフに上がると東風が強く難しいコンディションです。
そんな中、発表された東方向へ行く110kmのタスクが発表されました。
気象の予想ではエリア付近の風が上空まで南西の風に変わると言う事で決められたタスクです。
ですが、ダミーが出るものの東風は収まらず高度も上がりません。
しばしのウェティングの後タスクの変更が発表されました。
スタートは初日と同じ場所でその後、初日の鬼門であった山の裏のポイントB30を取り東へ15km行き、その後西へ25km戻りゴールはその後は46km北上しスペインでも有名なエリアのカステホンです。

13:30のゲートオープンで14:30のエアースタートです。
テイクオフの風は強いもののゲートオープンされると選手は次々とテイクオフしていきます。
サーマルは今日も渋めでスタートまで我慢のフライトが強いられます。

14:30のスタートになると選手は一斉にスタートを切ります。
そして初日の鬼門でもあった山の裏のターンポイントへ向かいます。
今日は皆慎重になりアジェールの山から離れません。
そんな中しびれを切らした何名かの選手がアタックをします。
その様子を伺い他の選手も一斉に動き出します。
今日は初日よりもコンデションは活発で高い高度で先へ進めます。
そして鬼門のポイントもクリアして東へ向かいます。

大澤選手


その後、皆低くなったもののまた強烈なサーマルに当たり東のパイロンもクリアし西へ戻ります。
西のパイロンを取ってからトップ集団はスピードアップしゴールのカステホンを目指します。

岩山


トップは2時間31分という驚くスピードで113kmのタスクをメイクしました。

JPAチームも今日は大澤、伊藤、正木の3名がゴールしました。
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JPA選手もアジェールのコンディションにも慣れてきて良い展開でレースが出来てきています。