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第32回デサントバードマンカップ獅子吼2013

集中豪雨によりテイクオフの半分が崩れ落ちる災害に見舞われた獅子吼TOでしたが、白山市に大会開催のため応急的ではありますが修復工事を済ませていただき、何とか大会開催にこぎつけました。

 そして夏の獅子吼の夏の良いコンディションの中での良タスクを期待し、例年より2週間遅らせ当日を迎えた第32回デサントバードマンカップでは、N2リーグ53名、チャレンジリーグ31名が集まり、2日間ともに好天に恵まれデッドヒートが繰り広げられました。

 大会初日、タスクコミッティーはサーマルコンディションが安定する午後からスタートするタスクを決定。ウインドウオープン12時15分、N2リーグのパイロットから獅子吼の空へテイクオフ。そしてテイクオフの風が安定するのを待って13時30分にチャレンジリーグの選手が飛び立ちました。

良いリフト帯を探して飛んでいけば、ほとんどサーマルセンターリングの必要がないコンディションの中、N2リーグは51名がチャレンジリーグは27名がゴールを決める超スピードレースとなりました。

N2リーグでは星田選手(ウイングキッス朝霧所属)がタスクトップを、チャレンジリーグは横田選手(TAKパラグライダースクール所属)が1000点ゲットの快挙でタスクトップをとりました。

デサントバードマンカップ恒例の豪華なウエルカムパーティーは、スカイ獅子吼の山頂レストランで開催されました。いつもはどうやってゴールを決めたかの話で盛り上がるパーティーですが、この日はどうやって速く飛ぶかの疑問が飛び交い、我々が参加しているXC競技の本質に迫った一日だったのだと実感させられました。

そして2日目、タスクコミッティーが発表したタスクはよりテクニカルでスピードレースの醍醐味を味わえるものとなりました。

この日は渋めのコンディションのなか10時30分にウインドウオープン。最初に飛び出したチャレンジリーグの選手たちはセンターリング技術を競い合いながら粘りに粘る展開になりました。そして、スタートするころにはサーマル活動が活発となるテクニカルなレースが展開され和田選手が最速タイムでゴール。さらに24名がゴールを決め総合成績の発表待ちとなりました。

N2リーグがスタートする12時15分頃には割と強めの海風の侵入が認められ、クラウドベースが少しずつ下がってくる中でしたがタスク1と同様な超ハイスピードレースとなりました。

その後競技委員長から、南の高圧線が雲の中に隠れたタイミングでタスクストップのコール。その間、N2リーグではオブザーバー参加の植田選手のみがゴールするタスクとなりました。N2リーグはこの日も昨日に続き星田選手がベストポジションを獲得し総合優勝を決めました。

結果的には2日間ともに素晴らしいスピードレースの展開となり、参加した選手たちは今までになく速く飛ぶ技術とはどのようなものなのかを感じ取れるレースだったのではないかと思います。

N2リーグ 優勝  星田真一(ウイングキッス朝霧)



N2リーグ女子 優勝 田前 英代



N2リーグEN-Cクラス 優勝 虎井僚太郎



N2リーグチーム 優勝 チームC



チャレンジリーグ 優勝 和田教義



チャレンジリーグ女子 優勝 河野美樹



チャレンジリーグEN-B以下クラス 優勝



チャレンジリーグチーム 優勝 チームCジュニア