report by Ozawa
昨日降った雨のおかげか、空はクリアに晴れ渡っています。いいタスクができそうです。
速いタイミングでテイクオフに到着しゲートそばにセッテイィングし、ゲートオープンと同時に速くテイクオフできるように準備をします。
タスクが発表されました。なんと198km!西風に乗って東へ流していくタスクです。ウインドウオープンタイムは11:30、エアースタートは1:15後の12:45。198kmもあるものですから飛ばしすぎず、でも、遅くなると198kmゴールには間に合わないので出来る限り急がなければなりません。平均時速40km/hで行っても5時間かかる計算になります。長時間フライトの備え準備完了。いよいよテイクオフです。
ウインドウオープンからすぐにJPAチームは速めに出て1時間以上の空中待機です。エアースタートまでウォーミングアップといったとことでしょう。12:45、雲底近くからまずまずのスタートです。
すぐにコースが二つに分かれ、最短コースを竹尾選手がトップ集団と競り合いながら進みます。大澤選手、宮田選手、正木選手も続々と続きます。
中盤に入ってトップグループからワンサーマル遅れて大澤選手が着いていきます。時間は16時を回っています。急がないとゴールには間に合いません。ラスト50km手前で雲底までしっかりと上げてグライディング。大澤選手はトップ集団に追いつきますがゴールまで届くにはあとワンサーマルが欲しい!ゆっくりとサーマルを探しながら進みます。ですが、サーマルはもう終わっている感じです。シンクのないラインを選んで距離を稼いだ選手が176kmでトップでした。
大澤選手は14位で171km、宮田選手166km、正木選手159km、竹尾157kmとまずまずの距離をフライトできました。
やっぱり回収は時間がかかり、最後の選手が返ってきたのは日付の変わった、朝2時でした。
- tag
- PWC
アイダホ州は記録的な大山火事に見舞われ、ここSanvalley周辺も山火事に囲まれて大変なことになっています。エリア周辺は煙で霞んでいて、5km先が良く見えません・・・。
サーマルも煙粒子に熱を奪われてか、早い時間低い谷底は全く上がりません・・・。
それでも2日間の練習日が終わりましたが、初日は5400m。2日目は5000mまで上昇した選手がいました。我々も念のために酸素ボンベをレンタルし、高所に備えました。
食事は自炊です。初日はやっぱりステーキ!気合を入れすぎ食べ過ぎたので、今日は押さえてパスタ!正木シェフが腕を振るいました。
JPAチームはチームワークも良く、調整終了。後は大会開始を待つのみです。
- tag
- PWC
- USA
2012年PWCシリーズも最終戦。アメリカステージがUSAアイダホ州Sun valleyで始まります。Sunvalleyはロッキー山脈の南の端に位置しているスキーリゾートで、東へ300kmも行くと有名なイエローストーン国立公園があります。町の標高は2200mもあり、テイクオフのあるBaldMountainは何と2800mです。
今朝の気温は6度まで冷え込み!そして日中は最高気温31まで上がりました。何と気温差25度もあります。おかげでサーマルトップは5000mを軽く凌駕するとのことですが、地元のパイロットは酸素ボンベを携帯して飛ぶようです。
到着して初日は、テイクオフ周辺に発生した山火事の消火活動のため、ヘリコプターが飛び回りフライトは自粛。
かつて経験したことのないハードなコンディションになることは間違いありません。体力勝負となりそうな過酷なステージですが、集中して臨みます。
JPAチームは宮田、正木(AirparkCoo)、廣川(浜名湖PGS)、竹尾、大澤(Birds)が参戦します。ご期待ください。
- tag
- PWC
- USA
3タスク成立後も空は快晴なものの、強風コンディションが3日間続き3日連続のタスクキャンセルとなった後の最終日です。
北風ベースのため、初日と同様に北向きテイクオフでのタスクセットとなりました。決定されたタスクは、風上のスタートパイロンをとった後、北上してゆく90kmのクロカンタスクです。
一斉スタート前の空中待機時間は1時間、強めの北風に翻弄されながら、スタートパイロンに近づくのも四苦八苦し、低く撃沈していくパイロットがいる中、JPAチーム4名は、生き残りなんとか高度を稼ぎ、スタートを切ることができました。
スタート時点のサーマルトップは、1700mとかなり低め、北上を開始するとすぐに高度を失い苦しい展開に、それでもやはりワールドカップは世界の強者揃い、撃沈してゆく選手はごく僅かです。その僅かの中に決して入るまいとJPAチーム4名は必死に粘り上げ、少しずつ距離を稼いでいきます。
レース中盤になりサーマルトップは2200mまで上がりレース速度も上がっていきます。上位集団からは引き離されて、おのおの少数グループを形成して、起伏が少なくサーマルを探しにくいポルトガルの丘陵地をなんとかグループフライトで乗り切っていきます。
レース終盤まで好条件は続き、青木、水沼、藤川、増子の順にゴールメイク!そうです、最終日は、JPAチーム4名ともゴールを達成しハッピーな一日となりました。
そして、表彰式、4タスクとも安定したフライトをみせた増子選手が見事女子の部で準優勝!表彰台を獲得しました。おめでとうございます。
日本からたくさんの応援、ほんとうにありがとうございました。
- tag
- PWC
- ポルトガル
3日目です。今日はこれまでの3日間でベストコンディション。93キロのロングタスクが組まれます。高度制限の2950mを気にしながら飛ばなければならないほどのスーパーコンディションです。
10数キロ先のファーストパイロンからのリターンでは、上位集団のお尻に張り付いて山沿いのルートを進む藤川と直線的な平野部の最短ルートを進む水沼、増子、青木の2手に別れて、ネクストパイロンを目指します。
やはり先頭集団は速い、置いて行かれて一人旅になって右往左往する藤川と追いついてきた増子、青木が30キロ地点で合流します。高く抜け出た水沼選手が一歩抜け出して先を行き、苦しい展開ながらキープハイで駒を進める増子、藤川、そして、高度をロスしてさらに苦しい展開の青木と続きます。
結果、数キロ先を進んだ水沼選手がリフトに乗れて見事ゴールメイク!おめでとうございます!残りの3名は...残念、時間切れサーマル売り切れにつきあえなく80キロ付近にランディング。
それでもみんな頑張ってます。明日こそゴール。結果は出ていないけど、明日に繋がるフライトが出来ていると信じて明日も飛びます。応援よろしくお願いします。
- tag
- PWC
- ポルトガル