2014 安比高原オープンカップ
梅雨前線は日本の南海上に停滞し、遠く離れた安比高原のある北東北は晴れ!そんなシナリオで開催となる安比高原オープンカップ。今回は週間天気予報では思惑通り。前日の準備中は風が強いものの、雲底1700mと中々のコンディション。なぜいつも練習日は良くなるのでしょうか?そんなことを感じながら準備万端で開催を迎えました。
6月28日(土)大会初日
快晴の朝を迎えました。ついに安比でビックタスク成立か!?選手の皆さん、ワクワクしながら受付を終わらせてゴンドラで山頂へGO!
山頂からの景色は絶景です。単独峰である前森山山頂からの360°に広がる絶景に思わず息をのみます。しかし、上空の風は強そう・・・。ランダムに形成された積雲はかなりのスピードで流れていきます。
まずは山頂で開会式、ジェネラルブリーフィングからスタートです。昨日も午前中、南風強風でしたが、その後南東風に向きが変わることで、岩手山にブロックされた風は弱まりました。今日もその効果を期待してウェイティングとなりました。
タスクコミッティは、風が弱まることを前提にミニマムタスクを検討します。天気が良いだけに何とか成立させたい!あとは風が弱まるのを祈るのみです。12時までウェイティングは続きましたが、周辺の風が落ちてくる傾向はみられません。残念ですが、今日のタスクはキャンセルが発表されました。
夕方は恒例のBBQ懇親会が盛大に行われました。何だかこの交流会目的で安比に参加してくれる方もいるとか。スタッフの皆さん、MAPS、バーズツアーの皆さんも交えて大いに盛り上がりました。
6月29日(日)2日目
日本海には、突然としか思えない低気圧が発生・・・。発達しながら東北地方を横切る予報!!なぜ大会の時に限ってこんな気象になるのでしょうか?朝から雨・・・。低気圧は梅雨前線を刺激し、岩手県全域は大気の状態が非常に不安定でどこかで雷雨となっています。矢も得ず今日もキャンセルとなってしまいました。残念。
閉会式では、山形トントンとんび植木校長が自ら収穫してきてくれた「さくらんぼ」で、種飛ばしゲームが開催されました。ルールは簡単、とにかく遠くに飛ばした人の優勝!まずはトントン組長からデモンストレーション。
派手なアクションと「プッツ!」と音が大きい選手ほど、「あれー!?」全然飛びません・・・。以外に難しそうです。さくらんぼの種を口の中で、できるだけ綺麗にシェイプ。そして、低い弾道と着地後うまく転がせるかがポイントとなっているようです。(注意:競技委員長が勝手に解析したセオリーです。)
選手だけでなく、スタッフ、ツアーの皆さんも参加していただき盛り上がったゲームによって、豪華賞品はみんなに分配されました。空中での技術で競い合いたかったところですが、皆さん楽しんでいただけて良かったです。
大会実行委員長の立花校長からは、来年も同じ6月末に大会を開催していただけるとのお言葉を頂き、大会は幕を閉じました。遠方から参加選手の皆様から「安比で成立するまで挑戦は続く!」との熱いメッセージもいただきました。来年こそ安比の空を楽しんでいただきたい、そして岩手山ゴールをみんなで達成することを夢に見ています。
東北で大会を継続するために、お手伝いいただいたスタッフ、周辺スクールの皆様、本当にありがとうございました。 レポート 競技委員長 宮田 歩