JPAの競技会では2016年シーズンより正式に「LiveTrack24」のLive Eventsを利用して実際の競技をWebで見ることが出来るようになっています。
LiveTrackは選手の安全確保が最大の目的ですが、同時にイベントとして楽しんでもらえる環境を作ることで、パラグライダー競技に興味や関心を持っていただくことも大切なことだと考えています。
そこで、JPAの競技会(大会)をご自宅やスクールなどでも楽しんでいただけるように簡単な利用方法をご紹介したいと思います。
LiveTrack24で大会を楽しむ
まずはLiveTrack24のサイトにアクセスしてください。
http://www.livetrack24.com/
Live Events
メニューの”Live Events”をクリックします。
日本の国旗をクリックします。
現在行われているイベント(後から見返す場合は見たいイベント)をクリックします。
Liveを見る場合は青い四角で囲んだ3Dか2Dをクリックします。
画面は2Dの場合です。地図上にタスクと飛行している選手が表示され、リアルタイムで競技の状況を見ることが出来ます。
リザルトを確認する
競技の途中であっても現在までのリザルトを確認することが出来ます。選手にとってもフライトし終えて自分がどれくらいの位置なのかを確認することが出来るので便利です。
先ほどのタスクの場合は"CooSP Task2"をクリックしてください。
ただし、このリザルトはLiveTrack上で取得されたログデータを利用して集計されたものですから、実際のリザルトと異なる場合もありますのでご注意下さい。
あくまで簡易的に状況を確認する
と言う目的で利用することが可能とお考え下さい。
この”Tracks List”でもおおまかな状況を確認することが出来ますが、”Score List”でも同様に状況を確認することが出来ます。
選手自身が状況を確認する場合はスマートフォンを利用すると思われるので、”Tracks List”を見ると良いでしょう。
以上、簡単ですがLiveTrack24を利用した大会の楽しみ方です。
(既にPWCなどでもお馴染みだと思いますが、改めて解説させていただきました)
なお、JPA競技事業部ではLiveTrackを活用し、競技の安全はもちろんですが、選手の位置把握や回収の手配、集計の迅速化など、よりスムーズな大会運営に役立てるために検証し検討を行っています。
選手ならびに大会関係者のみなさまには、引き続きご協力いただけるようお願い申し上げます。
いつもJPAの競技会に参加いただきありがとうございます。
PCL第6戦「ジャム勝・サマーカップ2015」のTask1におけるリーグポイントに間違いがありましたので訂正させていただきましたので、お知らせいたします。
訂正に至った経緯
2015年シーズンのルール改正により、チャレンジリーグのタスク距離はGPS距離を採用することを明記しております。
参考としてN2リーグ記載は次のようになっています。
しかし、実際に提示されるリザルトにはシリンダー間距離が表示されるために手違いや誤解が発生しポイント計算時に実距離を採用してしまいました。
特に、基準距離としている15Kmをトップの選手が飛行していない場合は
リーグポイント=100×(トップ選手の飛行距離÷基準距離)
となるため、リーグポイントに大きな違いが出てしまいました。
以上の様な経緯もあり「ジャム勝・サマーカップ2015」のリーグポイントを訂正させていただきました。選手のみなさまにお詫び申し上げます。
また、今回の件に関連したご質問も選手のみなさまから頂戴しておりますが、そのほとんどが基準距離に満たないタスクにおけるポイントに関することであり
GPS距離:GPS中心間距離のこと
が表現としてもわかりにくい点、リザルトが「シリンダー間距離(実距離)」であることに起因しております。
これらが誤解や混乱を与えていることについても重ねてお詫びいたします。
現在、改善すべく検討している最中ですのでご理解いただければと思います。
なお、チャレンジリーグ2015シーズンにおける「2015チャレンジしらたか」までの全タスクにおける
実距離、GPS中心間距離、TOPの飛行距離、TOPに与えられるポイント
を以下に掲載いたしますのでご確認下さい。
JPA競技事業部・競技委員会
JPA競技会では、公式集計ソフトとして「Comp-check」を採用していますが、USBマスストレージクラスに対応しているGPS機器に対応できるようになりました。確認がとれた機器は以下です。Naviter,Sensbox,skytrex,KOBO,C-pilotPro,androidタブレット,androidスマフォ.(i-phone,i-padなど、iOS機器は対応できていません。ご了承ください)
そのため、GPS内臓のスマートフォン、タブレットによりIGCファイルとして記録されたトラックログを集計できるようになります。(XCtrack,XCsorなどのアプリケーションのインストールが必要となります。)
お持ちのスマートフォン、タブレットを使うことで、難しそうだと敬遠される競技会に気軽に、簡単に挑戦できることになります。競技会に参加するために、高価なGPS計器は必要はありません。チャレンジリーグへ参加希望の方は、ぜひ使ってみてください。
また、このアプリケーションは、入門者だけでなくナショナルリーグ参加のベテラン選手にもお勧めです。昨今のパラグライダー競技内容は、各パイロンごとにシリンダーサイズが変更され、また大きなシリンダー径を採用することで、選手がコース選択を判断することが必要とされます。地図画面にフライトコースと地形だけでなく、シリンダーも表示させることでフライト前の戦略も立てることができます。もちろん、飛行禁止空域も同時に表示することもできるため安心です。
現在、すでに競技会に参加している選手の皆さん!遊び感覚でタスクを入力し、まずは、自分たちのエリアで遊んでみてください。そして、JPA競技会でお待ちしております。
世界の大会で徐々に浸透し始めているライブトラッキング、JPAの競技会においても使用すべく多くの選手のみなさまに試してもらっています。競技会ではレース状況の把握、選手はフライト後のレース解析になどに役立てています。また、このライブトラッキングはパイロットの安全管理にも有効です。今回、実際にライブトラッキングによって困難な救助が迅速に行われましたので紹介させていただきます。
10:33(ライブトッラキングで確認)
1名のパイロットが潰れを回復できず、パラシュート開傘。エリアから見える稜線の裏に消えたため、ツリーラン現場は目視できず。空中のパイロットが無線で呼びかけるが正確なGPS座標を得ることができない。また、携帯電話は圏外のため、通信はできず。
早急に位置情報を確定するために、スタッフがクラブハウスでライブトラッキングのホームページを立ち上げる。すぐにパイロットのユーザーネームから位置情報を得ることに成功。 現場を目撃したパイロットの情報と照らしあわしても、この情報に間違いはなさそうなので、この位置情報をGPSに入力して現場に向かうことを決める。
11:00
現場は、エリアと通信が途絶える可能性がある、さらにアプローチが長い(高度差400mほどを登り、その後高度差200mほどを下る)、ルートは急勾配、足場がもろい、部分的に残っている雪が凍っている・・とうこともありスタッフ3名(全員レスキューレベル3所持者)と現場を目撃していたパイロット1名(救助経験あり)の4名で現場に向かうことに。
12:45 (GPSの履歴で確認)
現場到着。ライブトラッキングの位置情報にはほとんど誤差なし。
パイロットはすでに自己脱出しており地上で待機。スタッフ2名が木に登り、パラグライダー、パラシュートを回収。
13:20 (GPSの履歴で確認)
回収およびパッキング完了。下山開始。
14:40 (GPSの履歴で確認)
下山完了
(総括)
・パイロットがライブトラッキングを使用していたおかげで、位置情報を正確に得ることができた。万が一、パイロットと通信ができなくてもほぼ誤差のない位置情報を入手できることがわかった。
・ライブトラッキングを利用しての救助は初めてだが、その位置情報をGPSに入力することで、ほぼ誤差なく現場に到着することができた。
・今後、ライブトラッキングの使用方法が確立すれば、非常に心強い。すでに、今シーズンのJPA競技会ではGPSつき無線機とライブトッラキングで選手の安全に最大限配慮するが決定している。
・もちろん、その位置情報を正確に使える地図およびGPS、そしてそれを使いこなせるレスキューレベル所持者を中心にチームを編成できたことが救助を円滑に完了させた大きな要因。JPAのパラグライダーレスキューに対する取り組みを最大限に活かすことができた。
・ルート探し、現場を往復できる体力、登山能力、グライダーの回収技術・・どれがひとつ欠けても成しえなかったものであった。場合によってはビバーグ、滑落、機材放置など様々なことが考えられた。
JPAでは今後ともパラグライダーレスキューの取り組みを継続的に行っていく必要があることを痛感した。
以上。 JPA安全普及事業部
JPA競技会においてデジタル簡易無線を使用することにしておりますが、2015年初戦となった朝霧大会においても、大会中に無変調により支障が発生しました。選手のみなさまにおかれましては、今一度ご自分の装備をご確認いただき、大会に参加していただけますようお願いいたします。
推奨されるチェック項目
1.無線機とヘルメットヘッドセットの不一致
ケンウッド製のアマチュア無線機や特定小電力無線機を利用していたヘルメッ用ヘッドセットでは、上空用デジタル無線機で使用することが出来ません。その様な方は、お手数ですがヘッドセットをスタンダード製対応のものに交換して頂くようお願いいたします。(ケンウッド用のヘッドセットをそのままデジタル無線機に接続しますと、送信状態になってしまいます)
2.ヘルメットヘッドセットとデジタル無線機の変換コネクタを接続した際の不具合一部の事例で、ヘルメットヘッドセットをデジタル無線機の変換コネクタに接続した際、コネクタが深く刺さりすぎることにより送信状態となる場合があることが確認されています。実際に、コネクタを接続した状態で、手で強く押してみて(深く刺さるように)現象が発生(送信状態になる)するかを確認して頂ければと思います。万一、現象が発生した場合は、深く刺さりすぎない用にスペーサー等を入れることで改善することが出来るそうです。
3.ヘルメットヘッドセットのヘルメット側コネクタの接触不良などの確認
無線機側のコネクタではなく、ヘルメット側のコネクタに雪や水分が侵入し、送信回路が短絡して送信状態になる事例がございました。この様な状態になっていないか、また接触不良による送信出来ないと言う逆の現象も発生しますので、併せて点検をお願いいたします。また、水分の侵入を防ぐ措置として、コネクタ周囲を防水する(テープやカバー等で囲む)などの対策も有効と思われます。
4.送信状態に気付けるようにしておく
デジタル無線機の設定で、送信時「ピッ」と言う音を発生させることが出来ます。無変調は地上で発生することもありますが、主に空中において発生します。その場合、自分が送信状態になったことを示す「ピッ」と言う音を発することで気付きやすくすることが可能ですので、設定されることをお薦めいたします。設定方法は無線機のマニュアルをご覧いただき、各自でお願いしたいと思います。(TXビープの設定をONにする設定となります)
皆様にはご面倒をおかけすることになりますが、より確実な通信環境を確保する上でも重要な内容と認識しております。ご理解いただきご協力をお願いいたします。