PWC SuperFinal Day3

今日も昨日と同じく、曇りの朝です。雨が降っていないぶん少し良い感じです。
ここRoldanilloは日の出時間は6時ですが、テイクオフへのバスは何と7:30に出発です。一日が長い・・・。

今日は晴れてくるのが遅れ、ダミーもなかなか上がっていきません。上層の雲もどんどん増えていく中、決まったのは77kmのゴールレース。


スタート前から集団は2手に分かれます。日照が多めだが、サーマルが断続的なの平野部。ドン曇りだけど積雲下の吸い上げはしっかりしている山側。宮田はテイクオフが遅くなり、そのまま山側で待機。スタート時間が近づくにつれ、山側は更に曇り、コンディションはどんどん弱くなっていきます。

降りてしまいそうな状況でスタートタイムが来ました。平野部組は雲底から悠々とスタート切っていくのが見えます。しまったと思いつつも、こちらはまず高度を取ることに集中です。
慌てず何とか難所を切り抜け、先頭を追いかけます。

2個目のターンポイントで何とか先頭集団の最後に追いつくことに成功。先頭を突っ走る数名は平野部をまっすぐ突っ切るコースへ!それを追いかける集団も同じく追走します。


宮田はベネズエラの大将ことMichaelとコースを変え、対岸の丘の上を真っ直ぐ!勝負に出ます。狙いは工場の黒煙モクモクの煙突です。ギリギリの高度で黒煙に入ると、強烈な上昇風が迎えてくれ、一気に雲底へ!どうやらサトウキビの加工工場らしく、黒煙は意外に甘い匂いでした・・・。


これでほぼ先頭に躍り出ることに成功!のこりゴールまで30km。一気にグライドに入ります。しかし、コース上に雨が降り出してしまったのです。もちろんサーマルもなくそのまま距離を伸ばすのみとなってしまいました。2km先の野焼きに突っ込めば上がるかもしれませんが、高度が足りません。

最終的に降ろすところはなく、引き換えし牧場にランディング。グライダーをたたみながら、今日はこんなものかと思っていたら、30分後、何と弱い日差しが戻ってきたのです。後発組のパイロットがどんどん頭上を越えていきます・・・。最後にやってきた数機は強烈なサーマルをヒット!はるかゴール方向へ消えていきました。


廣川さんはその一人。68km飛んで何と4位!素晴らしい!ねばりでした。