Paragliding World Cup in スペイン プロローグ

レポート:青木 翼

下記日程でPWCスペインが開催され、JPAからは大澤選手、正木選手、伊藤選手、青木の4名が参戦します。

  8月20日 公式練習日・開会式
  21日~26日 競技日
  27日 競技日・閉会式


開催地スペイン・Agerエリアは過去に2度のPWCの開催されている有名なエリア。

どんなレースが展開されるのか非常に楽しみです。


そしてメキシコで開催されるスーパーファイナルの出場権を賭けた最後の戦い。

Live Trakingで観戦する事もできますので大会期間中は是非このブログと大会HPをチェックしてみてください。
http://www.paraglidingworldcup.org/

JPA選手達の応援よろしくお願いします!!


白鷹OPEN パラグライディング大会 レポート

悪天候予報の週末でしたが、今年まだ成立していないN2リーグで是非1本でも飛びたいという選手達が、白鷹に集まりました。

7月30日
初日、日照が強まれば折からの東風をブロックするかもしれないということで、かすかな期待を胸に全員テイクオフへ移動。

開会式、ジェネラルブリーフィングをじっくりこなしお昼までウエイティング。

北東風が収まらない中、北のテイクオフからウインドダミーが2名フライト。ランディングの乱れた状況ではフリーフライトもままならないとの情報。

それでも何とかせっかく集まってきた選手たちに飛んでもらいたいという実行委員長の気持ちをうけて、JPAから長島理事、扇澤スーパーバイザーがウインドダミーを行う。

気温源率はよく、クラウドベースは低いもののサーマル活動は活発で空中には留まれるものの、東風成分が強くエリア内での飛行は困難な状況。

残念ながら、この日のフライトをキャンセル。

午後からは、扇澤講師から「異常飛行状態を理解する」のベーシックセミナーがあり、これから大会を目指す方々にとっては良い刺激となったと思われる。

7月31日
大会2日目も悪天候の中、早々大会のキャンセルが決まったがJPA顧問と競技委員から「今後大会での使用グライダー」に関する方向性を示唆する選手ミーティングが行われた。

大会が成立しない場合でも、地元スタッフの方々からの気持ちがこもった選手たちへのサービスは、ここ白鷹の大会に足を運んでくる選手たちの気持ちを和ませてくれるものとなっている。

今回は残念な結果と終わったが、今後も白鷹の大会を盛り上げていきたい。


安比高原オープンカップ大会レポート

安比オープンカップ大会レポート
レポート:宮田 歩

 3月の東日本大震災により大きな被害があった東北地区ですが、主催者である七時雨PGS、そして寒風山PGS,トントンとんびPGS、周辺スクールの協力のもと、今年も安比オープンカップが開催されました。
関東、遠くは大阪からも参加選手として、岩手県まで来ていただきました。合言葉は、もちろん「がんばれ東北!」皆さん本当にありがとうございます。
 例年より1か月開催時期を早め、万全の準備で臨みましたが、如何に!
大会初日、曇りの朝ですが昼から青空が広がってくる予報。テイクオフで開会式を行い、晴れ間を待ちます。テイクオフを覆っていたガスは、12時前にはクリアーとなりダミーも順調に上がり始めました。
 N2Lは夢の岩手山ゴールが設定されましたが、なんだか積雲はご立派に!そして、良すぎる気温減率により、岩手県と秋田県の境には積乱雲が・・・。ゴロゴロと雷が鳴り始め、残念ながら競技はキャンセルとなりました。良すぎるコンディションも困ります・・・。
 夕方には大会本部にもなっている安比山荘で、寒風山の小野寺校長によるベーシックセミナーが開かれました。お題は「最新パラグライダーについて」。昨今のパラグライダー特性が分かりやすく説明していただきました。皆さん真剣に聞いていただきました。
 夜は、安比高原スキー場内でBBQの懇親会が盛大に行われました。このパーティのためにやってきたという選手もいるほど、盛り上がりましたね。明日への英気を養います。
2日目も快晴。西風が心配されましたが、テイクオフに上がると風向きは北西。オオタカTOから飛んだダミーは渋いながらなんとかソアリング出来ています。N2Lは22㎞、PCLは12㎞のタスクが発表され、選手は戦闘態勢。
時間も決まって、いよいよウィンドウオープン!ところが、時間直前にランディングが西風の強風に・・・。地表の逆転層がブレークするに従い、強い西風が入ってきてしまったのです・・。
風向きが北寄りに変わる可能性にかけ13時までウェイティングしますが、西風は収まらず残念ながらキャンセル・・。
 閉会式では、遠く大阪から来ていただいた選手、今日が誕生日だった選手に賞品に用意されていた地酒が贈られました。大会は不成立となってしまいましたが、大会を成功させ、東北を盛り上げるという目的は達成できたのではないでしょうか。

 来年こそ、岩手山ゴールが実現するようにという夢を胸に、集合写真を撮影して大会は終了しました。
スタッフ、選手の皆様、本当にありがとうございました。
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デサントバードマンカップ 獅子吼2011

開催地 : 石川県白山市獅子吼高原エリア
主催:第30回デサントバードマンカップ獅子吼2011実行委員会
協賛:株式会社デサント キリンビール株式会社 日本施設株式会社(パーク獅子吼・スカイ獅子吼)
後援:白山市・獅子吼高原スカイレジャーエリア運営協議会 北陸中日新聞社


<プロローグ>
今年で30回目を迎えるデサントバードマンカップ(パラの大会としては5回目)は3月の震災の影響で各大会の開催が見送られ、N2リーグとしては今シーズ初戦、チャレンジリーグとしてはゴールデンウィークの白鷹に続いて2戦目となる。前日から気合の入った選手も現地入りするも、日本の南海上に梅雨のような前線が横たわり台風2号までも発生しエリアは日射も無く午後からは雨も降り出した。しかし、大会スタッフは選手の皆さんをお迎えすべく準備を進めました。

<5月28日>
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大会初日の朝、昨日からの雨も上がり続々と選手が集まってきました。予報では午後から雨が降り出しそうですが、何とか午前中はもちそうです。当初の予定通りテイクオフでの開会式が行われました。2011-05-28 09.36.21
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開会式が終わった頃は雲海に覆われていたエリアも徐々に隙間が広がりフリーフライトが行われました。ランディング場では山頂レストランのシェフ自慢の「震災応援カレー」を販売。1皿200円で21,900円が集まり、それに実行委員会より同額の寄付を合わせて43,800円をJPAを通じて義援金として送りました。
午後からは会場を白山青年の家の研修室に移し、鈴村氏のセミナー『スコアリングシステムについて』が行われ、選手の皆さんも大いに勉強になったのではないでしょうか?
続いて今年の夏に行われる『X-Alps』に出場する扇澤氏の壮行会が行われ盛り上がりました。
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3時過ぎからフリータイムとなり、金沢の町に出掛けたり、温泉へ行ったりと各自時間を有効に使われたようです。
夕方からは鶴来の町の中心にあるレッツホールでウェルカムパーティーが開催されメインスポンサーのデサント社の豪華商品を賭けたじゃんけん大会・大道芸人「あまる」によるジャグリングや選手との二人芝居で大いに盛り上がった。2011-05-28 18.39.472011-05-28 18.59.18



<5月29日>
前日午後からの雨は降り続き、早々にキャンセルとなり、9時30分からパーク獅子吼にて閉会式が行われ、用意していた山のような賞品(デサント社のスポーツウェア、2011年度のリーグ戦出場権(目録)等々、盛り沢山)はくじ引きにより全員に配られた。
また、地元鶴来の特産品詰め合わせは紺清美智子スカイ獅子吼支配人より、全員のじゃんけんで6名に進呈、残るSUUNTO腕時計1個は、扇澤競技委員長に勝った小林一郎選手が最後にGETした。

30回目を迎えるデサントバードマンカップが悪天候により成立できなかったのは残念であったが、来年も変わりなく開催してくれる事をデサント社の砂川様に約束していただきました。沢山の賞品を用意してお待ちしてます。

今回、大会開催にご協力頂いたスポンサー各社様をはじめ、いつも選手を暖かく迎えてくれるスタッフの皆さんに感謝するとともに、また来年もこの地に集い熱い戦いを繰り広げる事を誓います。


p.s.
大会レポートの掲載が遅くなりました事をお詫びします。


5月21日

大会7日目、閉会式:レポート青木翼

いよいよ最終日ですが朝からあいにくの雨模様。
当然競技はキャンセルとなってしましました。

この結果、優勝はアメリカのジャックブラウン選手。
ジャック

水沼選手はアジア女子3位。
水沼選手



そして、アジア・オセアニアチャンピオンには宮田選手が見事輝きました。
宮田選手アジア1位

今回のワールドカップは日本や韓国はもちろん、イラン、インド、タイ、マレーシア、インドネシア、中国、台湾とアジア圏から参加しました。
これほどアジアからの参戦があったのは初めてだそうです。
これからのアジアパラグライダー界の発展が楽しみです。

今大会はタスク2本と成立が少なく残念でしたがこれからヨーロッパラウンドが始まります。
JPA選手も数名出場する予定ですので応援よろしくお願いします。
記念撮影