5月15日

大会初日           レポート:青木 翼

早朝、風が穏やかなうちにGinのテストパイロットチームはテストフライトを行っていました。

強風予報ながらも選手たちはテイクオフに上がります。
ところがテイクオフに行く途中にあるLDでバスは停止…。

しばらくするとタスクキャンセルとの発表がありました。

なんとかフライトしたい選手たちはテイクオフに上がりますがやはり南風の強風。
Niviukパイロット、扇澤選手が果敢にも飛びますがその他の選手は撤収しました。

夜はサムゲタンで英気を養い明日に備えます。
明日はビックタスクが成立する予報です!!


PWC韓国 開幕!!

レポート:青木 翼

2年ぶりとなるMung Gyeong でのWorld Cupが開幕しました。
JPAからは扇澤、宮田、大澤、長島、正木、植田、中井、塚本、廣川、水沼、増子、青木の計12名が参戦します。
無事現地で集合したJPA選手たち。
JPA選手団

競技前日となる14日は公式練習とRegistration。
天気は良いのですが強風…フライトは諦め本番に向けての準備を各々行いました。

ウェルカムパーティーでは派手な演出で大盛り上がり。
美味しい韓国料理でエネルギーをしっかりと充電!!

準備万端、JPA選手たちの活躍ご期待ください。
応援よろしくお願いします!!


PNL第5戦オールジャパンしらたか & PCL第3戦チャレンジしらたかレポート

開催地 : 山形県白鷹町 白鷹スカイパーク
主催:トントンとんびPGスクール
レポート:テクニカルデリゲート 藤川 稔


<プロローグ>
 毎年恒例のゴールデンウイークin白鷹ですが、今年は、大変な年になりました。みなさんご承知のとおり、3月11日に東北地方を襲った東日本大震災、大変な被害が東北地方でも発生しています。その東北地方での大会ということもあり、当初は、開催そのものが危ぶまれました。しかし、復興にむけた活力に少しでもなればと、開催を決断していただきました。トントンとんびパラグライダースクール植木校長はじめスタッフのみなさん本当にありがとうございます。また、選手たちも「東北に元気を!」の合言葉に、70名の方々がここ白鷹に駆けつけていただきました。ありがとうございます。
 天候も好天に恵まれ、大きなタスクができそうな予感です。タスクコミッティは、前日から念入りに打ち合わせを行い、選手たちが最大限パフォーマンスを発揮できるようにタスクを組み上げていきます。
 白く染まった朝日連山が美しい景観を見せる中、いよいよオールジャパン白鷹、そして、併催のチャレンジ白鷹開催です!
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<5月3日> 
 大会初日、いつものように、まぁ・どんなれすとらん様より用意していただいている地元の食材を使ったヘルシーで温かい朝食で体力を蓄えて、競技に臨みます。
 予報では、弱い東よりの風から午後には南風が吹き込むことが予想されます。ここ白鷹では、東よりの風が吹くとき、パレス松風から豚小屋にかけての沖の稜線が抜群のコンディションとなります。そして、午後の南風に対応して、設定したゴールは、初めての試みとなる大江ゴール。エリアから北上約20キロ、選手たちにとって完全に未知の領域です。
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 不安定なテイクオフコンディションのためエアラップスタイムレースでの競技スタート。テイクオフを中心とした周回をこなしたあと、沖の稜線に舞台は移動します。ここで早くも波乱の展開、早い時間にスタートをきった先頭が渋い条件に大スタック、後続に飲み込まれ先頭集団は、十数名の大きなグループになります。集団は、そのまま順調に周回を重ね大江ゴールへむけたファイナルレグに突入します。しかし、またまたここで波乱が!午後に予想された南風がファイナルレグでは一転、なんと北風が吹いています。さらに加えて、高層の雲は張り出し、サーマル活動は一気に沈静化。トップゴールを目指しファイナルレグに飛び込んだ多くの選手が次々とゴール手前に撃沈していきます。ここで抜け出したのは、最初にサーマルをヒットした伊藤選手、ゴールへの最短距離を走りファーストゴール。これに続いたのが廣川選手、絶妙なコース選択で2番手ゴール。さらに植田選手宮田選手が粘り上げてゴールイン。植田選手は、2時間23分の最速タイムをたたき出して、この日のタスクトップです。そして、やや遅れたものの独自のルートに活路を見出した橋村選手増子選手がゴールまでのグライドを成功させました。予想外の気象変化に翻弄される厳しい条件の中ゴールを成し遂げた6名の選手のみなさんおめでとうございます。また、厳しい条件にもかかわらす、多くの選手が40キロオーバーをフライトされました。
 チャレンジリーグでも選手たちは、素晴らしいフライトを見せてくれました。湾内周回のあと萩野ゴールを目指す16.5キロのタスクをなんと6名の選手がゴールメイク。上位に入ったのは岩崎選手、多田選手、宮手選手です。ゴールした選手のポイントは拮抗しているためタスク2まで勝負の行方は分かりません。タスク2に勝負をかけたフライトが期待できそうです。
 真っ白な朝日連山が見下ろす素晴らしい景観の中での長時間のフライトに選手たちも充実感を得られたのではないでしょうか?
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 帰着後は、交流会を開いていただき、選手たちは、本日のフライトを振り返りながら楽しい時間をすごしました。提供いただいた本格手打ちそばは、抜群の味です。山形のみなさん、いつも暖かいおもてなし本当にありがとうございます。
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<5月4日>
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 大会2日目、低気圧が接近してしまい朝から強風。これでは、終日フライトは望めないため早々にキャンセルが発表されました。
 キャンセル後、競技事業部では、選手ミーティングを開催。選手育成基金の運用方法や、大会ルールなど、様々な事案に対して活発な議論が行われました。貴重なご意見を出していただいた選手のみなさんありがとうございます。
 明日は、高気圧が張り出し抜群のコンディションが予想されます。選手たちは早々に解散し、明日のビッグフライトに向けて英気を養うべく休息の時間となりました。

<5月5日>
 大会最終日、早朝に事務局より届いた気象データは、前日の予想通り、抜群の条件。タスクコミッティは、迷わず米沢にゴールを設定することを早々に決定します。さらに、それも簡単すぎると南下レグの途中に海生地区から滝野ピークへのリターンをタスクに組み込みます。米沢にゴールを設定するのは、これまた初めての試みであると同時にトントンとんび植木校長の長年の念願でもあります。果たして何名の選手がゴールすることができるのか?
 テイクオフでは、早い時間に飛び出したダミーが抜群の上昇を見せます。これをみたタスクコミッティは、すぐさまレースtoゴールでの競技を決定。久々の一斉スタートに選手たちの顔には、一気に期待と緊張が走ります。
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 スタート後、選手たちは、順調に周回を重ね白鷹エリアを離脱して行きます。長井方面への南下レグは、朝日連山を横目に見ながらのロンググライド、フライヤーたちにとって至福の時間です。
 レース前半、選手たちは順調に駒を進めるものの、海生地区からリターンするころには様相が一変します。空域には、予想に反して非常に強い南西風が、これではこの先ひたすら南下する米沢へのファイナルレグは、非常に厳しいものになります。果たしてゴール者は出るのか?
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 しかし、近年の驚異的なグライダー性能の進化と選手たちの技量の向上は、この難しい局面をも打破してしまいます。風向きの変化、地形、積雲の発生状況など、得られる情報を分析し、上位集団は、西風に乗って、東の山間部へ進路を取ることを決断します。降ろす場所の少ない山間部へ進路を取ることは、多くの経験、知識、技量、そして度胸を必要とします。ここで抜け出したのはやはり国内でも常にトップに君臨するパイロット達、宮田選手小幡選手が圧倒的な速さで1-2ゴール。後続を大きく引き離した素晴らしいフライトです。大きく遅れを取りつつも懸命に高度を稼ぎ南陽から米沢への平野部に出たのがセカンドグループの松原、正木、長島、藤川の4選手。4時間超の粘りのフライトへのご褒美か、最後の数キロでは、平野部に形成されたコンバージェンスによるクラウドストリートが出迎えてくれ、上昇しながらのゴールカットとなりました。
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 ゴールメイクはここまでか?と思い始めた矢先、クラウドストリートに乗って現れたシリアルグライダーが一機、ブーメランGTO宮内選手です。多くのコンペ機勢が撃沈していく中、粘りに粘ってのゴール、素晴らしいフライトでした。そして、タスククローズ間際に現れたシリアルグライダーがもう一機、オメガ8中井選手です。しかし、残された時間はほとんどありません。ゴールした選手たちは、時計を片手にカウントダウンしながら中井選手のフライトを見守ります。結果は...、わずかあと170mの地点でタイムアップ。残念ながら時間切れとなってしまいましたが、米沢ゴールまで到達したフライトは称えられるべきでしょう。米沢ゴールまでのロングディスタンスをコンプリートした選手のみなさん、おめでとうございます。そして、素晴らしいフライトをありがとうございます。
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 チャレンジリーグへ目を移すと、タスクは、ゴールを白鷹ゴールまで伸ばした28.5キロ。チャレンジリーグの選手にとっては相当なロングディスタンスです。タスク1に続いて素晴らしいフライトをみせたのは多田選手トップでゴールです。そしてタスク1ではゴールを逃した渡辺選手が2番手ゴール。2名がゴールを決めました。大会総合では、2本のゴールを揃えた多田選手が見事優勝!続いてベテランの味、中村選手が準優勝。安定感のあるフライトでポイントを稼いだ安藤選手が3位。女子の部では地元宮手選手が優勝、渡辺選手が準優勝、岩崎選手3位と続きました。入賞されたみなさん、おめでとうございます。
 さて、ナショナルリーグでは、今大会、初めての試みとなる大江ゴール、米沢ゴール2つのビッグタスクが成立しています。厳しいコンディションの中、トップパイロットたちがしのぎを削ったオールジャパン白鷹、大会総合での結果はいかに。
 やはり2つのビックタスクをコンプリートした選手が頂点に立ちます。宮田選手総合優勝、小幡選手準優勝です。3位には、タスク1でトップの植田選手が入りました。おめでとうございます。シリアル部門では、2タスク安定して距離を伸ばした3選手が上位に、中井選手が優勝、続いて宮内選手準優勝、3位に岡本(泰)選手となりました。女子の部は、今大会唯一の女性ゴールメーカー増子友美選手が優勝、準優勝には、機体性能の差を見事跳ね返した清水貴代子選手、素晴らしい成績です。3位には、岡本洋子選手が入りました。入賞された皆さんおめでとうございます。
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 最後に、今大会、東日本大震災の影響により大変厳しい状況にもかかわらず大会を開催していただいたトントンとんびパラグライダースクール植木校長および会員の皆様、スタッフとして応援に駆けつけてくれました今井浜フライングスクール等の皆様、そして、「東北に活気を」を合言葉に集まってくれた70名の選手の皆様、本当にありがとうございました。
 夏のしらたかオープン、そして、来年も今回以上にチャレンジングなタスクを用意して選手の皆様をお待ちします。腕に磨きをかけての参加をお待ちしますので、次回以降もどうぞよろしくお願いいたします。



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がんばろう日本!
We are the Japan children.
Never Give Up!
11・3・11


PNL第4戦 京の桜カップ2011レポート

開催地:京都府亀岡市 パラパーク京都
主催:バーズパラグライダースクール
共催:八木町観光協会 亀岡市観光協会 八木町体育協会
レポート:テクニカルデリゲート 大澤行英


<プロローグ>
 京都亀岡にある三郎が岳での大会は今年で3年目。3月12日(土)、13日(日)に予定していた京の都カップ東日本大震災が起こり、大会を中止してから一か月が経ちました。
 今大会の京の桜カップはチャリティーイベントとしても開催しておりますので、ぜひとも無事に成功し、東日本で被災された皆様に少しでも元気を届けたいという思いでの開催となりました。今大会が無事終了したことで被災された皆様、また救助に携わっている皆さまを応援する気持ちが一つになったような気がしました。どうか一日も早い復興を願っております。そのために一人一人が出来ることを些細なことでもかまいませんので、実践していきましょう。
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<4月16日(土)>
 桜は満開。大会本部前にある桜並木にいっぱいの桜が咲いて選手たちを迎えてくれました。朝は地上もテイクオフも無風で風が穏やかのように見えたのですが、予報では北風強風予報。飛べるチャンスをうかがいながら開会式は大会本部で行われました。
 実行委員長であるBIRDSパラグライダースクール大澤道義校長のあいさつでは東日本大震災での被災者を思い、黙祷が行われました。競技委員長のあいさつの後は関西電力さんによる、高圧線の説明をしていただきました。最近の事故例などもあり、高圧線の近くでは気をつけて飛ぼうという意識を持っていただけたと思います。
 そのころ、前線の通過で突風が吹き始めました。見事な桜吹雪できれいでしたが、桜が半分以上散ってしまいました。12時までウエイティングしていただいた後、テイクオフ、地上とも強い風が全くやむ気配ないためキャンセルとなりました。
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 選手の皆さまには和食さとのシェフによりクラムチャウダーとパスタがふるまわれました。
 午後からは京都見学に行ったり、保津川下りをしたり、トロッコ列車に乗ったり、登山やサイクリングで汗を流したり、みんなそれぞれ有意義な時間を過ごしていただきました。

<4月17日(日)>
 朝から快晴。きりっと冷えて朝の気温は氷点下。まだ昨日の寒気と北風が残っているようでした。でも、選手たちは8時受付の30分以上前に集まり、気合が入っています。スタッフミーティングが終わりスタッフのスタンバイが出来て、予定より早めに受付を開始。10時頃予定通り選手全員が集まりブリーフィング。風は北風の影響で長いウエイティングとなりました。
 状況は11時半ごろに変わりました。テイクオフにダストデビルが発生し始めました。ダストデビルが行き過ぎると前からも風が入るようになってきて、一人目のダミーがテイクオフ。テイクオフ直後から裏からくる風にキャノピーは大きく揺れます。全員息を飲み込み見守ります。1000mまで上がると揺れもなくなり安定しているというレポートが入ってきます。高層雲が覆い始め、ややマイルドなコンディションとなったようです。2人目、3人目のダミーが出てハードながらも安定してきた様子でソアリング。ダミーのフライトである程度動けることを確認し、50.1kmのタスクが発表されました。ゲートオープン12:30のエラップスタイム。テイクオフ後、沖にスタートパイロンをとった後、前半に北→南→西の小さな三角パイロンと、後半には大きく北と南に2往復し保津川にゴールするタスクです。
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 テイクオフはサーマルが強いため難しかったようですが、テイクオフした選手は一気に上昇していきます。サーマルが強く揺れるのでハイバンクでぶんぶん回します。1500m付近まで上がれましたが、バンピーでシンクも大きいです。ゲートオープンしてすぐにテイクオフした高杉選手、植田選手、青木選手、藤川選手、扇澤選手、正木選手、小幡選手、長嶋選手らがどんどんこまを進めます。混沌とした状況の中、北にある谷渡りで高杉選手が一人前に出ます。そのあとをキープハイで他の選手も続きます。女子の増子選手、シリアルの山本選手もキープハイで危なげなく確実に距離を伸ばしていきます。少しスタート時間が遅かった大澤選手は低いながらもコマを進めトップ集団を追いかけます。
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 最北端のもみじ山付近で北風が吹きぬけていて、もみじ山が難所となりました。小幡選手はもみじ山で低くなってしまい無念のランディング。先頭集団は遠回りになるもみじ山よりも東側の奥の山頂でしっかりあげてキープハイで着実にゴールに近づいていきます。高杉選手はスピードが落ちることなく他との差を広げます。そして高杉選手はトップでゴール!その後少し遅れて、藤川選手正木選手植田選手青木選手長嶋選手がゴール!その数分後、大澤選手扇澤選手稲見選手竹尾選手とゴールです。
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 女子ではただ一人、増子選手がゴール!シリアルクラスでは山本選手、岡本選手、緒方選手がほぼ同時にゴール、シリアルクラスではこの3名のみゴールされました。お見事でした。
 フライトを終えた選手の皆さまには、温かい男前豆腐を使用したスープと冷や奴と、メグミルクのドリンクがふるまわれました。非常においしくホッと一息つくことが出来てフライトの疲れがとれました。協賛企業様ありがとうございました。

 総合では高杉選手はダントツの速さで、1時間55分でゴール、2番手は追いあげを見せた大澤選手が1時間56分、3位藤川選手2時間1分、4位植田選手、5位正木選手、6位は女子で堂々の総合入賞入り増子選手でした。主催者からカップと賞品が贈られました。女子優勝は文句なしの増子選手、2位はおしくも最終パイロンを逃した高橋選手、3位岡本選手でした。シリアルクラスではゴールした3名が入賞。1位山本選手、2位岡本選手、3位緒方選手でした。緒方選手は最終ゴール賞として和食さとのお食事券が特別に送られました。チーム戦1位は3名が見事ゴールした スカイダンシングチーム、2位も同じく3人ゴールの瀬戸内少年飛行団チーム、3位は総合の8位以上に二人の 碧きWingkidsチームでした。入賞のチームには男前豆腐が送られました。
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 ゴールされたみなさん、おめでとうございます。粘り強く飛んだのにゴールまで届かなかった選手の方も、ハードなコンディションでがんばられたと思います。今回はおしくも実力を発揮出来なかったかたはこの悔しさをバネに今後のご活躍を祈っております。
 スタッフのみなさんも、選手が安全第一に競技に集中できるよう、温かいサポートをしてくださりありがとうございました。

 選手とスタッフが一丸となって行った今回の京の桜カップチャリティーイベントの成功が、東日本大震災の被災者の皆さんや救助に携わっているみなさんに元気を与えることが出来れば幸いです。


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11・3・11


PNL第2戦 第3回宇都宮カップ2011

開催地:栃木県宇都宮市 スカイパーク宇都宮
主催:スカイパーク宇都宮パラグライダースクール
レポート:競技委員長 谷田重雄


<2月26日>
 快晴の青空で迎えた初日。第1戦の朝霧が天候不順でキャンセルだったため実質2011年の初戦。ゼッケン30番以内の選手がほとんどそろい、そしてGinGlidersのテストパイロットChikyong Ha氏も韓国からお越しになり参加しています。選手の皆様も気合が入り、7:00の受付開始時間前から長蛇の列。昨日は寒冷前線が通過し、北西から爆風が吹き荒れましたが受付を開始するころには徐々におさまってきました。
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 テイクオフに上がるとやや強めのアゲンストが吹いており、その後のコンディションの変化が気になります。しかしダミーの上がりもよく、雲底は1500m前後で、徐々に風速も落ちてきている模様。このままコンディションはどんどん良くなりそうなので、エリア内を4周周回した後、15km北東にある羽黒ゴールをめざす42.9kmのタスクに決定しました。また、できるだけ選手全員が慌てずテイクオフし、公平にフライトしていただきたいためリーディングポイントなしのクロックタイムスタートを採用しました。ゲートオープン11:30、スタートは①12:30、②12:45、③13:00の3回です。
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 ゲートオープンと同時に選手は次々にテイクオフ。それぞれのスタート時間ごとにグループが形成されつつエリア内の周回をこなします。サーマルコンディションも活発であちこちにガーグルができ周回スピードもあがっていきます。
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 みんなぐるぐる周回しているので誰がどのスタート時間の先頭なのかもうよくわからなくなってきた頃、順調に周回をこなした選手はしっかり高度を稼いでからゴールをめざしてエリアから離脱していきました。
途中のルートも良いコンディションで移動でき、最初にゴールに到達したのは13:44の小幡選手。7秒差で大澤選手、3位に扇澤選手が続きました。その後もゴール者は続き本日は28名の選手がコンプリート。シリアル機に乗る選手も含め女性も6名の選手がゴールしました。2011年の初タスクがゴール者多数でとてもうれしく思います。皆様おめでとうございます
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そして帰着を終えた選手にはミネストローネで体を温めていただきました。
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<2月27日>
 今日はどんどん天気が崩れてくる予報のため、受付時間を昨日同様7:00~とし、早めに競技ができるように選手の方々にも協力を求めましたが、さすがナショナルの選手の方々。受付開始から10分でほぼすべての選手の受付が終了してしまいました。
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 そして競技を行いたい、という皆様の願いが通じたのか、どんどん雲が張り出してくる予報のところ一向に雲がやってくる気配がありません。これは、競技ができる!とテイクオフに上がると素早くタスクが発表されすぐに臨戦態勢。本日はエリア内を3周したのち羽黒ゴールの34.3㎞のエラップスタイムレース。リーディングポイントなし、ゲートオープン10:00、スタートも10:00で競技開始。
 次々と選手はテイクオフしていきますが、雲底高度は1000mそこそこと低く、今日はエリア内の周回で苦戦が強いられます。そんな中、午前中早い時間に扇澤選手宮田選手が最初にエリアを離脱し1-2フィニッシュ。その後も周回した選手は羽黒をめざしましたが、やはり雲底の低さはゴール到達までの難易度を高め、今日のゴール者は女子2名を含め10名のみでした。
 それでも、あきらめかけていた2日目も夕方まで青空が続き、たっぷり飛べたことで宇都宮エリアを楽しんでいただけたのではないでしょうか?帰着を終えた選手には本格手打ちの日本そばトン汁をふるまい表彰式までの時間をお待ちいただきました。
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 さて、宇都宮CUP 2011も奇跡的に天候に恵まれ、タスクが2日間ともゴール者を出して成立。大会成立100%記録がまた更新されました!これも参加する選手の方々と大会スタッフの心意気のおかげと思います。 快く運営にお手伝いいただいた大会スタッフの皆様、JPA関係の皆様、様々なことでご協力いただきましたエアパークCOOの皆様、本当にどうもありがとうございました。皆様のおかげで無事に2日間の日程を終えることができました。今後も初心を忘れず、皆様に楽しんでいただけるような大会を開催していくつもりです。
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