PWCポルトガル TASK7

3タスク成立後も空は快晴なものの、強風コンディションが3日間続き3日連続のタスクキャンセルとなった後の最終日です。

北風ベースのため、初日と同様に北向きテイクオフでのタスクセットとなりました。決定されたタスクは、風上のスタートパイロンをとった後、北上してゆく90kmのクロカンタスクです。


一斉スタート前の空中待機時間は1時間、強めの北風に翻弄されながら、スタートパイロンに近づくのも四苦八苦し、低く撃沈していくパイロットがいる中、JPAチーム4名は、生き残りなんとか高度を稼ぎ、スタートを切ることができました。


スタート時点のサーマルトップは、1700mとかなり低め、北上を開始するとすぐに高度を失い苦しい展開に、それでもやはりワールドカップは世界の強者揃い、撃沈してゆく選手はごく僅かです。その僅かの中に決して入るまいとJPAチーム4名は必死に粘り上げ、少しずつ距離を稼いでいきます。

レース中盤になりサーマルトップは2200mまで上がりレース速度も上がっていきます。上位集団からは引き離されて、おのおの少数グループを形成して、起伏が少なくサーマルを探しにくいポルトガルの丘陵地をなんとかグループフライトで乗り切っていきます。


レース終盤まで好条件は続き、青木、水沼、藤川、増子の順にゴールメイク!そうです、最終日は、JPAチーム4名ともゴールを達成しハッピーな一日となりました。


そして、表彰式、4タスクとも安定したフライトをみせた増子選手が見事女子の部で準優勝!表彰台を獲得しました。おめでとうございます。


日本からたくさんの応援、ほんとうにありがとうございました。