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ナショナルリーグ2011暫定ランキング発表
第4戦 京の桜カップまでのナショナルリーグ暫定ランキングを発表します。
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2011 ナショナルリーグ 第4戦 京の桜カップ2011 リザルト
<4/16>
競技キャンセル
<4/17 Task1>
総合成績
シリアルクラス
女子の部
チーム戦
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選手の皆さま
京の桜カップでのタスクブリーフィングにおいて、本日のタスクが
「デパーチャポイントは使用しないがアライバルポイントは活かす」
タスクであると説明しました。
しかし、今年から導入している「PWC2010のスコアリングフォーミュラ」では
アライバルポイントは採用していませんでした。
2009年までは、①距離得点、②速度得点、③デパーチャ得点、④アライバル得点の4種で得点計算していましたが、
2010年より、①距離得点、②速度得点、⑤リードアウト得点の3種に統合されています。
いわゆるレースの先行者に与えられるリーディング得点のボーナスである③と④は、2010年から一つの⑤リードアウト得点に集約されたようです。
(ただし、得点配分としては、④のアライバル得点分は2010年では②の速度得点に加えられています。)
従いまして、③は使用しないが、④は使用するといったことは、本来行うことができないものでありました。
冷静に振り返れば、リーディング得点系をキャンセルする目的で③をやめるのに④は活かすということは矛盾した行為で、それはあり得ないとタスク発表の段階でしっかり討議すれば良かったのですが、ゲートオープン時間が迫る中、ソフト的に出来るのならば④アライバル得点にリーディング得点に関与しない要素があるのかも知れないと勝手に解釈しそのままレースを開始してしまったことに問題がありました。
競技委員一同、深く反省し、今後このような混乱が発生しないよう努めてまいります。
すいませんでした。
実際のリザルト用紙にはLO_Pと表記する部分にDep_Pの記載があったり、④のアライバル得点も記載を消すわけではなく全て0点固定で修正しているなど、メンテが隅々まで行き届いているとは言い難い状況でソフトを運営しています。
今回の件も、Max0点で効力はなくなっているがコマンドとしては残ってしまっているアライバル得点のON・OFF表現から競技委員が早合点してしまったことが原因となっています。
とはいえ、チャック不足であったことは事実であります。申し訳ありません。
ちなみに、開幕戦の宇都宮カップでも同様にデパーチャ得点なしのレースを行いましたが、この際の得点も当然アライバル得点0点で集計されたものであります。
今後もリードアウト得点については使用する・しないをエリアコンディションを見ながらタスクごとに設定することになります。
今後は明確に、リードアウト得点の有無のみでリーディングボーナスを使うかどうかを説明させて頂く予定です。
ご理解の程、よろしくお願いします。
また、今シーズンより使用しているスコアリングシステムについて、もっと理解を深めたい方は、
5月28~29日の第30回デサントバードマンカップ獅子吼2011
への参加をお勧めします。
当日のベーシックセミナーにて、今シーズンのスコアリングシステムの変化点、基本計算方式などを講師がご説明申し上げます。どうぞ、奮って参加下さい。よろしくお願い致します。
| 大会レポート
開催地:京都府亀岡市 パラパーク京都
主催:バーズパラグライダースクール
共催:八木町観光協会 亀岡市観光協会 八木町体育協会
レポート:テクニカルデリゲート 大澤行英
<プロローグ>
京都亀岡にある三郎が岳での大会は今年で3年目。3月12日(土)、13日(日)に予定していた京の都カップは東日本大震災が起こり、大会を中止してから一か月が経ちました。
今大会の京の桜カップはチャリティーイベントとしても開催しておりますので、ぜひとも無事に成功し、東日本で被災された皆様に少しでも元気を届けたいという思いでの開催となりました。今大会が無事終了したことで被災された皆様、また救助に携わっている皆さまを応援する気持ちが一つになったような気がしました。どうか一日も早い復興を願っております。そのために一人一人が出来ることを些細なことでもかまいませんので、実践していきましょう。

<4月16日(土)>
桜は満開。大会本部前にある桜並木にいっぱいの桜が咲いて選手たちを迎えてくれました。朝は地上もテイクオフも無風で風が穏やかのように見えたのですが、予報では北風強風予報。飛べるチャンスをうかがいながら開会式は大会本部で行われました。
実行委員長であるBIRDSパラグライダースクール大澤道義校長のあいさつでは東日本大震災での被災者を思い、黙祷が行われました。競技委員長のあいさつの後は関西電力さんによる、高圧線の説明をしていただきました。最近の事故例などもあり、高圧線の近くでは気をつけて飛ぼうという意識を持っていただけたと思います。
そのころ、前線の通過で突風が吹き始めました。見事な桜吹雪できれいでしたが、桜が半分以上散ってしまいました。12時までウエイティングしていただいた後、テイクオフ、地上とも強い風が全くやむ気配ないためキャンセルとなりました。

選手の皆さまには和食さとのシェフによりクラムチャウダーとパスタがふるまわれました。
午後からは京都見学に行ったり、保津川下りをしたり、トロッコ列車に乗ったり、登山やサイクリングで汗を流したり、みんなそれぞれ有意義な時間を過ごしていただきました。
<4月17日(日)>
朝から快晴。きりっと冷えて朝の気温は氷点下。まだ昨日の寒気と北風が残っているようでした。でも、選手たちは8時受付の30分以上前に集まり、気合が入っています。スタッフミーティングが終わりスタッフのスタンバイが出来て、予定より早めに受付を開始。10時頃予定通り選手全員が集まりブリーフィング。風は北風の影響で長いウエイティングとなりました。
状況は11時半ごろに変わりました。テイクオフにダストデビルが発生し始めました。ダストデビルが行き過ぎると前からも風が入るようになってきて、一人目のダミーがテイクオフ。テイクオフ直後から裏からくる風にキャノピーは大きく揺れます。全員息を飲み込み見守ります。1000mまで上がると揺れもなくなり安定しているというレポートが入ってきます。高層雲が覆い始め、ややマイルドなコンディションとなったようです。2人目、3人目のダミーが出てハードながらも安定してきた様子でソアリング。ダミーのフライトである程度動けることを確認し、50.1kmのタスクが発表されました。ゲートオープン12:30のエラップスタイム。テイクオフ後、沖にスタートパイロンをとった後、前半に北→南→西の小さな三角パイロンと、後半には大きく北と南に2往復し保津川にゴールするタスクです。

テイクオフはサーマルが強いため難しかったようですが、テイクオフした選手は一気に上昇していきます。サーマルが強く揺れるのでハイバンクでぶんぶん回します。1500m付近まで上がれましたが、バンピーでシンクも大きいです。ゲートオープンしてすぐにテイクオフした高杉選手、植田選手、青木選手、藤川選手、扇澤選手、正木選手、小幡選手、長嶋選手らがどんどんこまを進めます。混沌とした状況の中、北にある谷渡りで高杉選手が一人前に出ます。そのあとをキープハイで他の選手も続きます。女子の増子選手、シリアルの山本選手もキープハイで危なげなく確実に距離を伸ばしていきます。少しスタート時間が遅かった大澤選手は低いながらもコマを進めトップ集団を追いかけます。

最北端のもみじ山付近で北風が吹きぬけていて、もみじ山が難所となりました。小幡選手はもみじ山で低くなってしまい無念のランディング。先頭集団は遠回りになるもみじ山よりも東側の奥の山頂でしっかりあげてキープハイで着実にゴールに近づいていきます。高杉選手はスピードが落ちることなく他との差を広げます。そして高杉選手はトップでゴール!その後少し遅れて、藤川選手、正木選手、植田選手、青木選手、長嶋選手がゴール!その数分後、大澤選手、扇澤選手、稲見選手、竹尾選手とゴールです。


女子ではただ一人、増子選手がゴール!シリアルクラスでは山本選手、岡本選手、緒方選手がほぼ同時にゴール、シリアルクラスではこの3名のみゴールされました。お見事でした。
フライトを終えた選手の皆さまには、温かい男前豆腐を使用したスープと冷や奴と、メグミルクのドリンクがふるまわれました。非常においしくホッと一息つくことが出来てフライトの疲れがとれました。協賛企業様ありがとうございました。
総合では高杉選手はダントツの速さで、1時間55分でゴール、2番手は追いあげを見せた大澤選手が1時間56分、3位藤川選手2時間1分、4位植田選手、5位正木選手、6位は女子で堂々の総合入賞入り増子選手でした。主催者からカップと賞品が贈られました。女子優勝は文句なしの増子選手、2位はおしくも最終パイロンを逃した高橋選手、3位岡本選手でした。シリアルクラスではゴールした3名が入賞。1位山本選手、2位岡本選手、3位緒方選手でした。緒方選手は最終ゴール賞として和食さとのお食事券が特別に送られました。チーム戦1位は3名が見事ゴールした スカイダンシングチーム、2位も同じく3人ゴールの瀬戸内少年飛行団チーム、3位は総合の8位以上に二人の 碧きWingkidsチームでした。入賞のチームには男前豆腐が送られました。


ゴールされたみなさん、おめでとうございます。粘り強く飛んだのにゴールまで届かなかった選手の方も、ハードなコンディションでがんばられたと思います。今回はおしくも実力を発揮出来なかったかたはこの悔しさをバネに今後のご活躍を祈っております。
スタッフのみなさんも、選手が安全第一に競技に集中できるよう、温かいサポートをしてくださりありがとうございました。
選手とスタッフが一丸となって行った今回の京の桜カップチャリティーイベントの成功が、東日本大震災の被災者の皆さんや救助に携わっているみなさんに元気を与えることが出来れば幸いです。



