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PCL第1戦 京の都カップ 大会レポート
開催地 : 京都府 南丹市&亀岡市 パラパーク京都
協力スクール:びわこパラグライダースクール、京北パラグライダースクール、TAKパラグライダースクール
主催:BIRDSパラグライダースクール 八木町観光協会
リポート : 大澤行英
<プロローグ>
昨年初めての大会開催で成立していることから、チャレンジリーグの初戦にもかかわらず77名ものエントリーを頂きました。その参加メンバーの中には、大会初参加の方もおられました。チャレンジリーグでは大会が初めての方でも楽しんでいただける大会運営を目指しておりますのでうれしい限りです。
<2010年3月13日>
一週間前から毎日のように変わる天気予報とにらめっこする日々が続き、大会初日は寒冷前線の影響を受けることになりました。風事態は良いのですが時折雨も降っていることから、本部で開会式、諸説明を行い、藤野光一講師によるチャレンジベーシックセミナーを行いました。大会初参加の方は勿論、多くの方にも理解が深まったようです。
セミナー終了後は雨がやんだことからテイクオフへ。しかし、競技そのものは寒冷前線の影響を受けるためキャンセルとなりました。フリーフライトで半数ほどの選手が飛ばれましたが、寒冷前線の接近により、他の方は勇気ある撤退となりました。
夕方6時からのパーティーは協賛企業様「アニー商会ラーメン」「男前豆腐」「メグミルク」「和食さと」のご提供素材をBIRDSスタッフが丹精込めて作るおいしい手作りの料理がふるまわれ盛大に行われました。
<2010年3月14日>
天気は最高、朝の気温は低く、その後急激に暖かくなる予報です。風向きは裏風となる北東ですが、予報で見る限り弱いので対流が起これば良いコンディションになると期待されました。選手の皆様も気合が入っているようで、ずいぶんと早い時間から受付前に列ができました。
そしてテイクオフに着くと、まずは予報通りの裏風。10時過ぎになり対流が起こり始めると向かい風となりフリーフライトの方もソアリングが可能になりました。でも、まだまだ競技をするにはタイミングは早いです。タスクコミッティー間で何度も協議を重ね、またブリーフィングで選手と意見を交わし、じっくりと待って12時20分、オープンクラス43キロ、12時50分チャレンジクラス33キロのエラップスレースが始まりました。タスク内容は尾根上往復2回、三角パイロン2周で最北端のパイロンを取った後、南へ約7~9kmキロ先のゴールへのファイナルグライドです。
基本的に裏風でリーサイドとなるため、荒れている時間帯もありましたが選手たちはファーストサーマルをヒットすると一気に上げていきます。パラの蚊柱ができ、デパーチャーオープン時間とともにレースがスピーディーに展開されます。今年のオープンクラスはナショナルのトレーニングやトップリーグを意識し、ナショナルリーグへの架け橋となる大会を目指すという、オープンクラスの趣旨通りの展開です。ファーストグループ、セカンドグループがしっかりと形成されどんどんと距離を伸ばしていきます。常にレースを引っ張ったのがナショナル常連の高杉選手。早々と最北端のパイロンを取りリターンします。少し遅れてやはりナショナルの選手が続きます。そして、高杉選手は他を引き離してゴール。少し遅れて集団がゴール。シリアルクラスの選手もチャレンジの選手も負けてはいません。すぐ後にどんどんとゴールに向かっていきます。シリアルクラスでは、ベテランの山本選手、チャレンジクラスでは、JPA大会初参加の植村選手がみごとトップでゴールを果たしクラス別優勝となりました。女性の部においては田前英代選手、高橋苗月選手、榊原怜奈選手、原良江選手がゴールされ、女子のレベルアップがうかがえました。おめでとうございます。最終的にオープン20名、チャレンジでは6名のゴールとなりました。ゴールされた皆様おめでとうございます。また、残念ながらゴールできなかった選手たちも「とても楽しかった」と、とても満足そうでした。
表彰式を終えたのが7時を過ぎてしまいましたが、選手全員で入賞者をたたえ、スポーツマンらしい非常に良いムードとなりました。皆様遅い時間までありがとうございました。
タスクログ
オープンクラス
総合TOP3、シリアルTOP3、女子の部TOP3
チャレンジクラス
ゴール者6名