| 大会レポート
2012オールジャパンパラグライディング大会 in 白鷹
ゴールデンウェークの恒例となった、山形県白鷹エリアで、JPA PNL,PCL対象となる「2012オールジャパンパラグライディング大会 in 白鷹」が開催されました。
昨年は北方向の寒河江ゴール、南方向の米沢ゴールのビックタスクがナショナルで成立。そしてチャレンジリーグも2本成立。今年は米沢リターンかとの噂もあり、選手の皆さんも期待大!多くの選手に白鷹に集まっていただきました。
気圧配置の移り変わりが早いこの季節ですが、今年はやっぱり変な気象現象が、大会3日間に重なってしまいました。本来西から移り変わる気圧配置は、日本列島を南から北へ低気圧が発達しながら縦断移動!?なんとか5日にはチャンスがある!そう信じて大会スタートです。
5月3日
生憎の雨ですが、地元まぁ・どんなれすとらんの暖かい朝食が選手をもてなしてくれました。今年は主催者の計らいで朝食は、無料サービス!地元の新鮮な山菜、野菜を使った朝食は最高です。
開会式では前大会Cooでの覇者、高杉選手からパラワールドカップが返還されました。
悪天候のため競技はキャンセルが発表されましたが、競技委員長からはじっくりブリーフィングとエリア解説がなされました。
開会式後は競技事業部によるリーグごとにセミナーが開かれました。PCL選手対象に鈴村講師による「大会当日の準備」。初めてチャレンジリーグに参加する皆さんには、うれしいテーマです。
PNL選手対象には宮田講師による「昨年成立タスクから白鷹エリアの局地風を理解する」でした。時間ごとに移り変わる局地風を使えば、米沢リターンも夢ではない!?
皆さん真剣に受講していただき、明日からの戦いに備えます。
5月4日
昨晩からの雨は上がったものの、テイクオフレベルの風は強く残念ながら競技はキャンセル。初めて白鷹エリアを飛ぶパイロットのために、テイクオフへのエリア確認ツアーが開催されました。
テイクオフにて、周辺パイロンを確認していると、風向きが南西に変化するに従い、テイクオフの風速が急に下がってきたではありませんか!?
エリアに残っていた選手は僅か1時間でしたが、フリーフライトができました。しかし、最後は南東強風になり終了。やはり競技は無理でした。
夕方からは懇親会が盛大に行われました。毎年、地元クラブ員の皆様による、心のこもった料理で大好評。特に手打ちそばと手作りピザは大人気。
明日の最終日にむけ鋭気を養いました。
5月5日
等圧線も広がり、天候は回復傾向。何とか最終日は成立させたい!主催者と選手の願いもむなしく、テイクオフでは朝から10m/sの風が・・・。残念ながらキャンセルが決まってしまいました。
閉会式では白鷹名物の「集中力ゲーム」で賞品が争われました!パラグライダーも集中力!盛り上がりました。
参加賞には可愛いぬいぐるみが用意され、大好評。山形名物の高級さくらんぼ「佐藤錦」をゲットされたのは四国の稲見選手。「もっとも遠くから来たで賞」は福岡からお越しの亀山選手です。また来てください。おめでとうございました。
今年は残念ながら不成立でしたが、植木実行委員長をはじめスタッフの皆様は、競技ができるよう最大限の用意をしていただきました。選手も白鷹クラブの暖かいもてなしに満足していただけたことでしょう。スタッフの皆さん本当にありがとうございました。
来年こそ米沢リターン成立させるぞ!ゴールデンウィークは白鷹に集合だ!
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